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日本標識工業会自主管理製品 NSA 自管第2 号 第 1 部 硬質プラスチック製品 JIS 安全標識に関する基準 日本標識工業会 〒171-0022 東京都豊島区南池袋 3-18-34 池袋シティハイツ 305 号 電話 03-3982-2661 FAX 03-3982-2684 JIS 安全標識の性能基準及び試験方法 第 1 部 硬質材料製品 1. 趣 旨 この基準は、金属、プラスチックその他の材料を用いた場合のJIS 安全標識の性能及び試験方法について 定める。 2. 用語の意義 JIS 安全標識 安全色と幾何学的形状を組み合わせた基本形によって、一般的な安全のメッセージを伝え、図記号を加え ることによって、特定の安全のメッセージを伝える標識。 3. デザイン JIS 安全標識に用いる図記号は、JIS Z 9101、JIS Z 8210、JIS S 0101 及び ISO 7010 とし、任意にデ ザインする場合は ISO 3864-3 に準拠したデザインであること。 4 性 能 JIS 安全標識の性能は、次による。 4.1 測色試験 4.1.1 性能 安全標識の各色材の色は、4.1.2 によって試験し、JIS Z 9103 の表 3 の基準色に、JIS Z 910 1 の表 3 の狭い色域の色度座標の範囲に準じる許容色差で等色しなければならない。また、3.2 の耐候性試 験後も、JIS Z 9103 の表 3 及び表 5 の色度座標の範囲及び輝度率を保持しなければならない。 4.1.2 試験 安全標識の各色材の測色試験は、試験見本の各色について、JIS Z 9103 の 6. （色の指定）によって 試験を行う。 ただし、赤については現在 ISO 3864-1 （= JIS Z 9101）の見直しが審議されていることから、当面は工 業会において作成し保存した限界色票と試料を肉眼で調べ色票の範囲内にあるかどうかを調べる。 4.2 耐候性 4.2.1 性能 安全標識の耐候性は、4.2.2 によって試験したとき、目視検査で対照見本と比較し、構造材及びデザイン 要素に、凹凸、はがれ、割れ、ひび、破れ、チョーキング、ゆがみ、大きなかききず、変退色などの目立つ 変化があってはならない。 4.2.2 試験 耐候性試験は、試料を 150×70 ×2 mm のアルミ板に両面テープ等で固定し、次に規定する試験方法によ って行う。 サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験 サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験は、表 1 に規定する試験条件又は受渡当事者間の協定に よる試験条件で、JIS K 7350-4 によって行う。 1 表 1 サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験の諸条件 試験条件 サンシャインカーボンアーク灯の個数 1 個（タイプⅠのフィルタを使用） 電源の電圧 180～230 V の単相交流 平均放電電圧及び電流 50 V （±2 ％）、60 A （±2 ％） 相対湿度 （50±5）％ ブラックパネルの温度計の示す温度 63 ±3 ℃ 水の噴射時間 120 分中 18 分間照射及び噴射、102 分間照射 給水水圧