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第 10 章 学生生活への配慮 第10章 学生生活への配慮 【到達目標】 ・奨学金その他学生への経済的支援を図るための措置を有効的にかつ適切に取り扱う。 ・各種奨学金へのアクセスを容易にするような学生への情報提供の状況とその適切性を図る。 ・学生の心身の健康保持・増進及び安全・衛生への配慮と充実を図る。 ・ハラスメント防止のための措置の適切性を図る。 ・学生の進路選択と就職担当部署の活動に関わる指導の適切化を図る。 ・学生の課外活動に対して大学として組織的に行っている指導・支援の充実を図る。 第１節 大学・学部の学生生活への配慮 １ 学生への経済的支援 １）奨学金による支援状況 【現状】 日本学生支援機構奨学金、長野県看護職員修学資金及び本学で把握できるその他の奨学金につい ての申請・採択状況は表１０－１、表１０－２、表１０－３のとおりである。その他の奨学金には、 都道府県市町村や病院関係の奨学金などが含まれている。日本学生支援機構の奨学金については、 2001年を除いて採択率は100％に近い状況である。 奨学金の学生への情報提供は、学生便覧に掲載しており、４月のガイダンス時に概要を説明し、 詳細は掲示によって伝達している。 2005年７月のアンケートの結果によると、回答者198人の内、81人 （40.9％）の学生が何らかの 経済的支援を受けていた。 受けていない117人の学生の理由は、第１位 「経済的に不要」47人 （40.1％）、第２位 「返還し なければならない」21人 （17.9％）、第３位 「その他 （親に必要ないと言われた、2年生になって利 用するなど）」15人 （12.8％）ということで、約7割の学生は経済的支援を必要としていなかった。 「出願手続きが面倒 （6人）」や 「知らなかった （3人）」という学生は少数であった。 表１０－１ 日本学生支援機構奨学金 （単位：人） 学 部 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 申請 採択 採択率 申請 採択 採択率 申請 採択 採択率 申請 採択 採択率 申請 採択 採択率 一 般 22 19 86% 28 17 61% 22 22 100% 21 21 100% 27 26 96% 予約・緊急等 13 13 100% 12 12 100% 9 9 100% 14 14 100% 15 15 100% 計 35 32 91% 40 29 73% 31 31 100% 35 35 100% 42 41 98% 表１０－２ 長野県看護職員修学資金 （単位：人） 学 部 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 採 択 人 数 11 10 3 2 6 ― 114― 第 10 章 学生生活への配慮 表１０－３ その他の奨学金 （大学において把握している分） （単位：人） 学 部 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 採 択 人 数 8 8 5 1