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日本大学医学部内科学系統合和漢医薬学分野 1．本教室の沿革 3．診療について 　当講座は，平成 12 年 1 月より株式会社ツムラ （1）外来診療について〜板橋病院と練馬光が丘病 による特別寄附講座・日本大学医学部東洋医学講 院 座として医学部キャンパスの臨床教育棟 5 階に開 　月曜日〜金曜日の午前・午後，土曜日午前 （7 〜 8 月は病院が土曜日休診） 設された．同年 4 月より，科長以下 3 人の常勤医 ，附属板橋病院東洋医 師により附属板橋病院 2 階で東洋医学科外来診療 学科外来において，2 つの診察ブースを使って 2 を開始した．東洋医学科外来には，診療用ブース 人の医師による診療を行っている．漢方薬による は 2 つあり，2 診体制で診療を行っている． 治療はエキス剤を中心に行っている．生薬による 　平成 5 年より付属練馬光が丘病院東洋医学外来 漢方治療の患者も増加してきている． において，練馬区の招請により中国人の中医学医 　前述のように，平成 15 年を 2 月より，付属練 師による診療 （月曜日・水曜日・金曜日の午後のみ） 馬光が丘病院の東洋医学外来でも診療を行ってい が行われていた．練馬区の中国人医師の招聘中止 る．現在は，同病院では水・金曜日の午後に，1 により，平成 15 年を 2 月よりその診療を当教室 つの診察ブースを使って行っている． が引き継ぎ，診療を行っている． （2）病棟診療について〜板橋病院 　平成 18 年 8 月より，常勤医師は助手として日 　悪性腫瘍患者の疼痛管理を行う緩和ケアチー 本大学教員になった。 ムで，病棟における悪性腫瘍患者の疼痛軽減や 　平成 19 年 4 月より，学内の組織改編により内 ADL 向上などに対して，モルヒネ製剤ばかりで 科学系統合和漢医薬学分野ととなり，8 月より矢 なく漢方薬による治療を行っている． 久保修嗣が准教授に就任し，12 月より分野主任 　また，患者の栄養状態を改善させる栄養サポー となった． トチームでも，栄養状態の悪化した患者の摂食量 　平成 21 年 5 月には，木下優子が緩和ケア室室 改善のために漢方薬を役立てている． 長となり，緩和ケアも行っている． 4．教育について 2．人員の構成 （1）卒前教育 　平成 20 年 12 月 31 日における，教室の人員は 　当教室発足後の平成 13 年度より，6 年生を対 以下のようになっている． （そのポジションにおけ 象とした『医学医療総論』において，系統的な漢 る就業開始〜） （5 コマ） 方医学の講義 を行ってきた．昨年度よ り後述するように 4 年生で系統的な漢方医学の講 准教授・科長　矢久保修嗣（H19年8月〜） 義を行うことになった．本学の漢方医学教育シス 助教・外来医長，緩和ケア室室長　木下優子（H21 テムは以下の通りである． 年5月〜）