活血薬分析PPT课件.ppt

第十九章活血化瘀薬 第１節活血止痛薬 第２節活血調経薬 第３節活血療傷薬 第４節破血消癥薬 【応用】 1.婦人科の瘀阻証：閉経、出産後の瘀阻による疼痛。 2.癥瘕積聚、および肝臓や脾臓の肥大、胎盤残留、 不完全流産。 3.骨折、外傷、打撲などによる瘀痛。 4.冠性心疾患。 【用量】 3～9g。粉末を内服する場合は毎服1～1.5gを黄酒で服用すると効果が良い。 【禁忌】 妊婦には禁忌である。 【配伍】 1.大黄を加える：婦人科の瘀阻証、血瘀閉経、癥瘕腫塊、 皮膚甲錯、両目黯黒、および外傷や打撲による瘀血 腫痛。 2.鱉甲?牡丹皮を加える：肝臓や脾臓の肥大、肝硬変。 3.乳香?没薬を加える：骨折や捻挫による腫痛。 4.鱉甲?蜣螂を加える：癥瘕痞塊。 5.丹参?川芎を加える：冠性心疾患。 6.大黄を加える：B型慢性肝炎。 【処方】 1.大黄シャ虫丸。 2.下瘀血湯。 3.鱉甲煎丸。 【説明】 土鱉虫は鹹寒で血分に入り、軟堅の効能を持ち、よく瘀血を化し、打撲外傷を治療する要薬である。 破血逐瘀の力は水蛭と類似しているが、本品の性は比較的緩和である。 このほか急性腰痛の治療では、単味一味を焙って乾燥したものを粉末にして服用すればよい。 土鱉虫はシャ虫、土元とも呼ばれる。 2、馬銭子　ばせんし　Nux Vomica 【性味】苦、寒、大毒。 【帰経】肝、脾。 【効能】 1.消腫散結。 2.通絡止痛。 3.中枢神経興奮（続いて麻痺させる）。 【応用】 1.癰疽瘡毒（外用することが多い）。 2.外傷による腫痛、風湿による難治性の痹、拘攣疼痛、 　癱瘓麻木など。 3.重症性筋無力症、および顔面神経麻痺。 【用量】 外用には適量。内服では0.3～0.9gを炮製後してから丸剤や散剤に配合する。 【禁忌】 生馬銭子は内服には適さず、炮製して毒性を減弱させてから使用するが、中毒を防ぐため過量したり長期間服用してはならない。また妊婦には禁忌である。外用でも広い面積には適しておらず、口腔粘膜に使用する場合には特に慎重に行う。 【配伍】 1.甘草を加える：手足の麻木、半身不随。 2.地竜を加える：呼吸筋麻痺。 【処方】 振頽丸。 【説明】 馬銭子はストリキニンなどのアルカロイドを含み、過量に服用すると中毒を引き起こす。中枢神経をまず興奮させ、続いて麻痺させ、強直性の驚厥によって窒息死するか、あるいは呼吸が麻痺して死亡する。内服には一定の炮製が必要であり、張錫純は「馬銭子の毒性は非常に烈しく…、経絡を開通し、関節を透達する作用は、他の薬にはるかに勝っている」と述べている。そもそも毒薬による治病は、その気の偏りを利用することであり、毒になるか薬になるかは、すべて用法?用量?炮製が違っているだけである。馬銭子は馬前、馬前子とも呼ばれる。 馬銭子は番木鱉とも呼ばれる。木鱉子または土木鱉と呼ばれるものと、番木鱉は同一のものではなく、混同しないようにされたい。木鱉子は味苦微甘、性温有毒で、消腫?散結?攻毒の効能を持ち、癰疽、疔瘡、瘰癧、痔瘡、脱肛、無名腫毒、癬瘡、および痹痛や外傷などを主治する。外用では適量を粉末にし、煎じた液で洗浄する。内服する場合は0.5～1gを丸剤や散剤に入れることが多い。妊婦および体の弱い者には禁忌である。 3、自然銅　しぜんどう 【性味】辛、平 【帰経】肝 【効能】 1.散瘀止痛 2.接骨療傷 【応用】打撲、外傷、骨折、瘀腫による疼痛 【用量】10～15g 【禁忌】 陰虚火旺の者、血虚で瘀がない者には慎重に用いる 【配伍】 乳香?没薬を加える：打撲、骨折 【説明】 天然の黄鉄鉱（FeS2）である 【処方】 1.桃紅四物湯。 2.復元活血湯。 3.桃仁承気湯。 4.桃仁湯。 5.五仁丸。 6.大黄牡丹皮湯。 7.葦茎湯。 8.生化湯。 9.桂枝茯苓丸。 【説明】 桃仁の祛瘀の力は強く、瘀血阻滞による疾患に対しては、紅花と配伍して使用されることが多い。肺癰（肺膿瘍）や腸癰（虫垂炎）は熱と瘀が併存し、肉が腐り化膿して引き起こされたものであるため、清熱薬を使用する時に桃仁を佐薬として祛瘀をはかれば、泄熱消癰を助けることができる。 4、益母草　やくもそう　Motherwort Herb 【性味】辛、苦、微寒。 【帰経】心、肝、膀胱。 【効能】 1.活血調経。 2.利尿消腫。 3.清熱解毒。 4.逐風止痒。 5.子宮興奮。 6.抗心筋虚血、抗狭心症。 7.抗血栓形成。 【応用】 1.婦人科の血瘀証：月経不調、経行不暢、小腹部の脹痛、閉経、出産後の瘀阻腹痛、悪露不尽。 2.急性腎炎による水腫、小便不利。 3.瘡癰腫毒、皮膚痒疹。 4.冠性心疾患、狭心症。 5.打撲、外傷。