2教育学研究科.doc

２．教育学研究科 Ⅰ　教育学研究科の教育目的と特徴　?????２－　２ Ⅱ　分析項目ごとの水準の判断　???????２－　４ 分析項目Ⅰ　教育の実施体制　??????２－　４ 分析項目Ⅱ　教育内容　?????????２－　７ 分析項目Ⅲ　教育方法　?????????２－１０ 分析項目Ⅳ　学業の成果　????????２－１３ 分析項目Ⅴ　進路?就職の状況　?????２－１６ Ⅲ　質の向上度の判断　???????????２－１８ Ⅰ　教育学研究科の教育目的と特徴 １．教育学研究科は、学部教育を基盤とし、教育?研究の成果を社会へ還元することを目的とし、「優れた教育倫理と豊かな学識を有し、教育諸科学に関する高度な専門的知識?技能及び実践力を備え、教育現場において指導的な役割を担える教員」及び「学校教育及び種々の教育的場面における現代的諸課題に対応できる研究開発能力及び実践力を備えた人」を育成することを目的としている。 ２．本研究科では、この目的を達成するため、「高い倫理性に立脚し、学部専門教育との関連を視野において、高度な専門的知識及び技術を備えた職業人を養成する」という中期目標を設定している。 ３．本研究科は、学校教育専攻（学校教育専修）、障害児教育専攻（障害児教育専修）、教科教育専攻（国語教育専修、社会科教育専修、数学教育専修、理科教育専修、音楽教育専修、美術教育専修、保健体育専修、技術教育専修、家政教育専修、英語教育専修）の３つの専攻と12の専修からなる。なお、障害児教育専攻は平成18年度に設置認可を受けたものである。 ４．本研究科は、上記の教育目的に沿った人材育成を実現するために、アドミッション?ポリシーの中に、求める学生像として「教育に関する研究に取り組むのに必要な学力を有する人」「教育において、指導的な役割を担うための資質?能力?意欲?倫理観を有する人」「教育における実践的な研究や教科内容に関する高度な研究に対する情熱を有する人」を掲げ、そのような視点から入学選抜を実施している。そして、学校現場の諸課題に対応できる専門性と実践的指導力の育成を図るという基本方針のもと、「教育諸科学についての教育」、「人間の発達と学習についての教育」、「教科教育並びに各教科の基礎となる諸学問、芸術、技術についての教育」、「地域についての教育」を実施している。 ５．本研究科では、「学校教育に関する科目」、「障害児教育に関する科目」、「教科教育に関する科目」、「教科内容に関する科目」、「特別研究」の履修基準（30単位）を満たし、修士論文の審査及び最終試験に合格した者に修士（教育学）の学位を授与している。ここ数年の修了生の進路状況は、現職教員は別にして、ストレートマスターの70％前後が教職（正規、非常勤）、10％前後が公務員、10％前後が民間企業、10％前後が医療?福祉?その他となっている。 ６．本研究科では、これらの取組により教育目的は十分に実現されてきた。しかし、教員の資質向上を求める強い社会的要請に応え、より一層の教育の充実を図るため、平成20年度に大幅な改組を実施することになった。まず、学校教育専攻を発展的に解消し、高度な専門性と実践的指導力を備えた教員を養成することを目的とする専門職学位課程教職リーダー専攻の設置を申請し、認可された。これは中央教育審議会答申の中で新たに打ち出された教員資質向上策のひとつである教職大学院構想にいち早く応えたもので、関東の国立大学法人の中で設置申請し認可されたのは本研究科と東京学芸大学の２校だけである。さらに、教職大学院の設置に伴い現在の教科教育専攻のカリキュラムも全面的に見直し、教科教育における実践的指導力の養成を重視した教科教育実践専攻に改組することになった。これにより、平成18年度に設置した障害児教育専攻とともに、教育目的を実現するため体制を整備することができた。 ［想定する関係者とその期待］ 本研究科が想定する主な関係者は、在学生、修了生、幼稚園?小?中?高等学校など教育諸機関とその関係者、園児?児童?生徒とその保護者、各専攻分野に関わる研究者や学会などである。在学生は専修免許状の取得と専門領域での研究指導を期待している。さらに、ストレートマスターの多くは教員を志望しており高度な専門的知識の獲得や実践的教育力や研究開発能力の獲得を、また現職教員の在学生は現場での問題解決能力の向上を期待していると考えられる。修了生は本研究科が同僚や後輩となる優れた研究者や教員を輩出することを期待しているだけでなく、研究科教員に対しては専攻分野における研究の推進を期待している。また、教育諸機関とその関係者からは、教育実践につながる教育法の開発や教科内容の専門性の追究に加え、教育現場で指導力を発揮できる優れた教員を養成