(日本东北大学固体物理学教材)群論入門.pptVIP

計算物性特論（齋藤） ９．群論入門 物理と化学で現れる群 点群入門 電子状態と分子振動の対称性 置換群や回転群の話 2002/10/10 物理と化学に使ういろいろな対称性 分子、単位胞の持つ対称性　?　点群 回転、鏡映、反転操作などからなる群 ハミルトニアンが群に属する?波動関数はその表現 並進対称性　?　空間群 並進、螺旋操作などからなる群　?　結晶構造解析 分子の回転運動、スピンの運動　?　回転群 連続的な回転操作、球対称な空間の表現 点群を含む一般的な群 Ｎ個の等価な電子、スピン関数　?　対称群 置換（番号をつけかえる操作）操作に対する群 多体問題に有効 群論ノート 空間群とその種類 群を構成するもの 対称操作　?　操作をしても同じになる操作 対称軸の周りのｎ回回転：Ｃｎ　　反転：i　　鏡映：σ　 対称操作の積。閉じていること。結合法則、単位元、逆元　?群 表現　?　対称操作されるもの（波動関数） 対称操作によって、符号が変わる。　　　　　　　　　（１次元表現） 対称操作によってお互いに移り変わる。（ｎ次元表現） 表現空間　?　お互いに移り変わる関数の作る空間 対称操作によって表現空間をでることはない。?計算を分割、小空間 空間を記述する基底（例：基本格子ベクトル）?　表現行列　（基底に依存） 群の表現の例 ３次元の回転操作　?　座標軸の周りの回転の積 スカラーの数字　?　回転しても不変　?　１次元表現 ベクトル　?　回転すると別のベクトル　?　３次元表現 表現行列は、ベクトルの回転をあらわす　３ｘ３　の行列 ベクトルの大きさが不変　?　表現行列は直交行列　（行列式＝１） 表現空間の次元は３　（ｘ、ｙ、ｚ　成分で表すことができる。） １次形式　Ax+By+Cz　は座標軸の変換に対して A’x+B’y+C’z ２次形式　?　６次元？　実は５次元　 が不変 　 表現行列は２階のテンソル（２次式が座標回転に従って変更される） エネルギー固有値が縮重　?　固有関数が２次元以上の表現 固有値の縮重度を全て再現する高い対称性が存在　?　隠れた対称性 ３次元の回転操作 既約表現と指標 既約表現：これ以上小さくできない表現 小さくできるなら、可約な表現という。 例：　回転で　　　　　　　　　　　の作る４次元の空間は可約 可約な表現は、既約表現に分解できる。 可約な表現は、表現行列がブロック化できる。 対称性が正しい　?　固有関数は既約表現 指標：表現行列の対角和（トレース） 既約（可約）表現の指標：既約（可約）指標　（基底に依存しない） 指標だけで対称性をかなり議論できる　?　指標表 原子位置指標 分子軌道（固有関数）は全て既約表現 どの既約表現に何個分子軌道が存在するか？ 原子位置指標　　　　を計算 属する点群の対称操作で不変な原子数? ｓ軌道は　　　のままで指標になる ｐ軌道は　　　に ｘ、ｙ、ｚ の属する指標をかける 結果の指標は可約指標?既約指標に分解 分解した既約表現の個数が分子軌道の数 何故原子位置指標で求まるのか？ 指標に寄与?対称操作で表現行列の対角成分に残る原子 CH4 の分子軌道の対称性 例:CH4 原子軌道：Ｃ：５　Ｈ：１ｘ４　?分子軌道９個 点群　Td (g=24)　　電子数＝１０　ＨＯＭＯ＝５ Ｃのχa.s. Hのχa.s. 分子軌道の成分 １：　A1　Ｃ　１ｓ　軌道 ２：　A1　Ｃ　２ｓ　軌道　＋　Ｈ　１ｓ　軌道 ３－５：　T2　Ｃ　２ｓ、２ｐ軌道　＋　Ｈ　１ｓ　軌道 原子軌道との類似 １ｓ、２ｓ、２ｐ　原子軌道のような波動関数 ｓｐ3　結合が４つあるのではない。 CH4のＨＯＭＯは、３重に縮重　?　安定分子 分子の安定性　?　HOMO－ＬＵＭＯ　ギャップ 球に近い電子密度　?　原子に近似 回転群から点群へ低対称化 電子数＝１０　ＨＯＭＯ＝５ CH4の電荷密度 空間充填模型ｖｓ電荷密度 CH4のHOMO 行列と波動関数の対称性 行列の積分≠0　?　空間に対して偶関数 被積分関数が全対称のA1に属すること エネルギーを求める?既約表現の空間内で閉じる 光吸収?放出　双極子モーメントμ∈ベクトル 例:CH4　 μ∈T2　分子軌道 T2?A1の間の遷移は、双極子遷移可能 HOMO（ T2 ） ?　LUMO（ A1 ）光吸収有り 光吸収?放出 T2 T2 A1 A1 A1 HOMO LUMO XPS UPS A1（ｓ）以外の波動関数は、＋と－が半々 C1s 原子位置指標は、分子振動の対称性の数も指定できる。 原子数　Ｎ　?　３Ｎ　の自由度 原子位置指標にベクトルの既約指標をかけ既約分解 そのうち並進　３　（　ベクトル　ｘ、ｙ、ｚ　と同じ既約表現） そのうち回転　３　（　軸性ベクトル