住民楽取组.pptVIP

１ * * * 住民が楽しみながら取り組む　　　　　 　「観光交流まちづくり」 　－地域ビジネスモデル構築ガイドライン－　 　　　　　　　 　　観光地域経営フォーラム （Ver 1.0） ?JNTO ?JNTO １ はじめに　 「イキイキと楽しく、人々の会話や笑いにあふれた地域生活」「歴史と文化を大切にし、未来に希望がもてる地域」－そんな土地で暮らしてみたい。そして、そんな地域をこそ訪れてみたい…。現代に生きる日本人にとっていちばん身近で切実なのが、実はこうした「地域」に関わるニーズではないでしょうか。 地域とそこでの暮らしの将来展望は大きく難しい問題ですが、一方でまだまだできることもあるはずです。たとえば、多くの人々が関心をもつ「観光」や「エンターティメント」という視点は、この問題へのざん新かつ有効なアプローチになりうるものです。 従来の発想を大きく転換し、一味もふた味も違った地域の暮らしづくりと活性化（＝地域経営）の手法をつくりたい。本ガイドラインは、こうした目的のため、観光や地域の現場に詳しく、また地域に対して強い思いを持つ専門家の方々とともに、観光地域経営フォーラム「平成21年度地域ビジネスモデル部会」の成果としてとりまとめたものです。 このガイドラインは、単なる研究報告書ではありません。地域に生きる住民の方々に、実際に考え、活動を進めていただくための手がかりとなる実践的な視点を盛り込んでいます。 観光振興や地域づくりに携わる自治体?団体?市民グループなどの方々に、本ガイドラインを参考にして頂き、地域経営の推進にお役立て頂ければ幸いです。 ～目　次～ はじめに　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　 1　 前提編 　Ｃｈａｐｔｅｒ１　本ガイドラインのねらいと特徴 　　　　　　　　　　　　　　 2 　 Ｃｈａｐｔｅｒ２　求められる地域の固有価値 3 基本構想編 　Ｃｈａｐｔｅｒ３　 地域ビジネスモデルの理念 4 　Ｃｈａｐｔｅｒ４　 手法の流れ 5 　Ｃｈａｐｔｅｒ５ 　「地域交流拠点」 6 　　　　　　　　 　－“自ら楽しむ地域づくり”の拠点 　Ｃｈａｐｔｅｒ６ 　 「地域交流エンタティメント手法」 7 　　　　　　　　 　－楽しみながら進める地域づくり 　Ｃｈａｐｔｅｒ７　　「地域交流ビジネス」 8 　　　　　　　　　 －小さなビジネスをたくさん生み出す Ｃｈａｐｔｅｒ８ 地域交流拠点をベースとする交流拡大 9 実践編 Ｃｈａｐｔｅｒ９ 「地域交流拠点づくり」の手順 10 　　　　　　　 Ｃｈａｐｔｅｒ10 　スタートアップ?ガイド 11 　　　　　　　　　　①仲間づくり②アクション?メニュー 　　　　　　　　　　③ワークショップ④フィールドワーク 　　　　　　　　　　⑤トライアル おわりに　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　16　　　　　　 　　　　　　　　　 　　　　　　　 ２ Ｃｈａｐｔｅｒ１　 ①「地域固有価値」への着目 ②「住民主導」の内発的アプローチ　 ③地域づくりを「楽しむ」手法 ④「地域交流拠点」の構築 ⑤「農商工観」の連携による 　　　　　　　　　　　　新たな産業創出 本ガイドラインのねらいと特徴 前提編　 ■求められる「観光地域経営」の新手法 　“持続的な地域づくり”がわが国の将来に向けた一大課題となる中で、観光による交流人口の拡大や波及効果に対してはいぜん高い期待が寄せられています。 しかしながら、近年国内観光市場は必ずしも伸びておらず、また人々の余暇?観光価値観やニーズも大きな転換期を迎えています。こうした中で、かつて盛んであった外部からの大規模投資や地方財政に依存した観光開発の手法は、その有効性を次第に失いつつあるようです。 ■思い切った“発想の転