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- 2018-09-30 发布于天津
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日本建筑学会大会东北学术讲演会-东京理科大学
ブラインド信号源分離の建築音響分野への適用
○佐々木文夫(東京理科大学) 上田将吾 鈴木正則 安岡正人 田中治
芦野隆一(大阪教育大学) 萬代武史(大阪電気通信大学) 守本晃(大阪教育大学)
第69回 神楽坂解析セミナー 2008/11/22
概要 パーティ会場のような人々の話し声や音楽などが混在している状況においても、希望する話者の声を選択して聞くことができる。このように混ざり合った複数の音の中から特定の音を選択的に識別する聴覚能力は、カクテルパーティ効果と呼ばれ多様な分野において様々な観点から説明を与えることが試みられている。とくに、複数の未知の信号が未知の混合系で混ざり合った観測データから、それぞれの信号を分離する問題をブラインド信号源分離という1)。本講演ではブラインド信号源分離の一手法を説明し、建築音響分野への適用を試みる。
キーワード:ブラインド信号源分離, ウェーブレット解析, 時間‐周波数情報, 位置の特定, 建築
Keywords :Blind source separation, Wavelet analysis, Time-Frequency information, Sound source localization, Architectural acoustics
(注) 本稿は、筆者らが2007年度日本建築学会関東支部研究発表会で発表した論文2)を一部加筆?修正したものです。
1. はじめに
ブラインド信号源分離の一手法として、近年、観測信号の時間-周波数情報を用いて、信号源の数の推定及び信号源の分離を行う方法が提案されている3)4)5)6)。文献4,5では、信号源の時間-周波数情報にある種の独立性を仮定し、ウェーブレット解析を用いて、観測信号を時間-周波数領域に展開することで、信号源の数の推定と分離を行っている。しかし、この方法では、信号源から観測点までの時間差を考慮に入れていないため、現実的な問題設定とは言い難い。
本研究では、信号源から観測点までの時間差を考慮に入れることで、複数の未知の信号源分離のみならず信号源の位置も特定する手法を提案する。さらに、数値実験を行い本手法の有効性及び精度の確認を行う。
2. 定式化
2.1 時間-周波数情報の独立性
個の信号源データを次元実数値ベクトル関数
(1)
で、個の観測点データを次元実数値ベクトル関数
(2)
で表わす。(但しとする)
さらに、減衰マトリックスを
(3)
で表わす。(但しは実定数)
ここで、信号源から観測点には直接、信号が伝わるものと仮定し、遮蔽物などはないものとする。また、信号源と観測点とは以下の線形関係を満たすものと仮定する。
(4)
(但しは成分での時間差で実定数)
(4)式の記述はやや正確性に欠けるが、ベクトル関数の第成分を具体的に表現すると、
(5)
と表わせる。ここでのみが既知であり、は未知である。
を信号源ベクトル関数の時間-周波数情報で複素数値ベクトル関数とする。このは窓フーリエ変換や、ウェーブレット変換等を用いて得ることが可能であり、本研究では、複素ウェーブレットを積分核とする連続ウェーブレット変換を用いるものとする。すると、の時間-周波数情報は、単にという時間軸上のシフトの形で表わすことができる。
ここで以下のように時間-周波数情報の独立性を仮定する。を時間-周波数領域での集合で、
(6)
としたとき(但し、はの第成分)、条件
で、かつある面積(測度)を有する (7)
を満たすものとする。この条件を図1に示す時間-周波数領域の概略図で説明すると、において、(図はとした場合)が互いに重なり合わない領域が必ず存在することを仮定するということである。
図1 時間-周波数領域におけるの領域
さらにを時間の負の方向にだけずらしたものをとし、
(8)
としたとき、集合は、条件
で、かつある面積(測度)を有する (9)
を満たすものとする。本条件は、非現実的な条件ではなく一般的な音場において成立する条件である。
2.2 信号源数の特定
ここでは信号源の数(個)の特定法について述べる。
に対して、(5)式は、
(は複素数) (10)
(は複素数) (11)
と表わすことができる。ここではの時間-周波数情報である。このとき、商関数を
(12)
で定義する。(但しとする)
(7)の独立性の仮定から、もしなら
(13)
であり、なら
(14)
である。このとき、(9)の独立性の仮定からなら、
(は実数) (15)
となる。つまり、少なくとも領域において、商関数は全て同じ実数値をとる。一般に、は複素数値関数であるので、を時間-周波数領域全体で動かしたとき、実数値で同じ値を持つ時間
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