久喜人材育成基本方针PDF843KB.PDF

久喜市人材育成基本方針 想いを実現へ 「気づき、考え、動く」 平成２３年１１月 久喜市人材育成基本方針 ＜目 次＞ Ⅰ 人材育成基本方針策定の背景とその必要性 １ 人材育成基本方針策定の背景と人材育成の必要性…………１ ２ 人材育成基本方針策定の目的………………………………… ２ Ⅱ 求められる人材 １ 求められる職員像………………………………………………３ ２ 各職層に求められる能力………………………………………４ Ⅲ 久喜市の現状と課題 １ 組織運営・職場管理の問題点………………………………… ６ Ⅳ 人材育成の方策 １ 人材育成の推進体制…………………………………………… １０ ２ 職場環境の改革………………………………………………… １３ ３ 人事管理の取り組み…………………………………………… １５ ４ 職員研修の充実………………………………………………… １８ 仕事に対してやらされ感や押し付けられ感を持っていませんか？ 自らの能力を高めることをあきらめたり、投げ出したりしていませんか？ 心のどこかでがんばっても同じ、報われないと思っていませんか？ 明確なビジョンを持たずに、人事異動を希望していませんか？ 人を育てることについて消極的であったり無関心であったりしませんか？ この方針は、久喜市職員として「求められる職員像」の実現に向けた処方 箋です。 Ⅰ 人材育成基本方針策定の背景とその必要性 １ 人材育成基本方針策定の背景と人材育成の必要性 地方自治体を取り巻く社会情勢は急激に変化 少子高齢化社会の進展、本格的な人口減少時代の到来、保育や介 護の社会化への要請、安全や安心の確保など公共サービスへの新た な期待が寄せられています。また、地方分権の進展に伴い、地方自 治体はこれまで以上に独自性の高い施策を実現することが可能とな り、厳しい財政状況から経営資源（ヒト、モノ、カネ、情報）に制 約が加えられながらも、自己責任に基づく自己決定により、特色が あり効率的で、効果的な自治体経営が求められています。 さらに、市民活動、NPO 活動の活発化、多様な主体（市民団体、 NPO、企業等）が公共を担う仕組みの登場など「官」と「民」の関 係にも変化が見られます。 合併をした本市を取り巻く状況 経済・雇用対策、環境対策、医療・福祉対策をはじめ市民生活に 直結する課題が山積しています。依然として続く国内外の景気の低 迷は市内企業の景況感にも大きな影響を不えています。国や県に加 え、久喜市独自の経済・生活対策も求められています。 また、合併により、それぞれ異なる意識を持った職員と異なる風 土を持った組織が１つになりました。こうした職場環境の中で、職 員意識の一体感の醸成を図ることも課題となっています。分散した 庁舎、組織の中で市民に安定したサービスを提供するため、効率的 な知識・技術・経験の共有を図り、人材育成の方針も検討しなけれ ばならなくなっています。 新市基本計画において、「共生を大切にするまちづくり」、「安全・ 安心を重視したまちづくり」、「協働のまちづくり」、「市民主役のま ちづくり」を基本理念とし、「豊かな未来を創造する個性輝く文化田 園都市」を将来像と定めました。 今後、掲げた将来像を実現するために、これらの基本理念に基づ くまちづくりに取り組み、長期的かつ総合的な視点から、職員の能 力開発を効果的に推進し、限られた人材を育成していく必要があり ます。 1 ２ 人材育成基本方針策定の目的 行政改革の推進による職員数の削減・抑制の中で、行政サービスの 質を落とすことなく、いかにして先に掲げた新市の将来像を実現する かが大きな課題となっています。 そのために、組織を構成している職員一人ひとりを「人的財産」と して捉えて、能力開発、意欲の向上を図り、その能力や可能性を引き 出し、組織としての総合力を高めなければなりません。職員の成長は、 市の財産価値の上昇であり、その利益は当然市民にも及ぶこととなり