东中国中心三角贸易.pdf

【東アジアの中国を中心とした三角貿易について】 (1) 日本、中国の主要貿易相手国 ～東アジアからの輸入と対米輸出が急増する中国～ わが国の輸出入額の推移をみると、中国との貿易額の急増ぶりが顕著である。そこで、 中国の輸入額の推移を国別にみると、日本、台湾、韓国といった東アジアからの輸入が 急増しており、輸出額は米国向けが急増している（第Ⅱ－３－８図）。 このように日本を始めとする東アジアから中国への輸出や、中国から米国への輸出の 増大は、東アジアの中国を中心とした三角貿易の影響が考えられる。この三角貿易の 構造については産業活動分析（１８年７～９月期）において触れているが、そこでの分析 内容は主要機械品目（ＨＳ２桁品目ベース）について、ＨＳ４桁品目ベースで完成品、部 品に分けて貿易動向を観察したものであった。そこで本稿では、東アジア各国（除く中 国）及び米国と中国間でどのような品目を貿易しているか、主要機械品目についてさら にＨＳ６桁品目ベースで細分化して確認することとする。また、急増する対中国貿易につ いて、その背景を中国の対内直接投資により確認することとする。 第Ⅱ－３－８図 日本、中国の貿易額の推移（主要相手国） ①日本の輸入額 ②日本の輸出額 （億ドル） （億ドル） 350 450 400 300 350 250 300 200 250 150 200 150 100 100 50 50 0 0 ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ ⅠⅡⅢⅣ └9 年┘ └10年┘ └11年┘ └12年┘ └13年┘ └14年┘ └15年┘ └16年┘ └17年┘ └18年┘ └9 年┘ └10年┘ └11年┘ └12年┘ └13年┘ └14年┘ └15年┘ └16年┘ └17年┘ └18年┘ 中国 米国 韓国