讲义测距仪-J-Stage.PDF

講 義 測 距 儀 (2) Albert Konig* 4.立 體視測距儀 である. (1)立 體視 此の梯子の如き標點の横たはつてゐる空間を普 物體の遠近の識別と立體性の認識には左右兩眼 通,標 點空間(Messraum)と 呼び慣らされてゐ の網膜に映する映像に差異がある事が必要且つ充 る.此 の標點空間の點が目的物の空間の何れの點 分の條件である.單 眼では立體視は起らない.遠 と合致するかで遠近を判斷する. Roiletの 方法で は僅か100m前 後の近距離しか測れないが立體視 近の識別寓來る範圍内を立體視界(stercoscopi sches Feld)と 云ぴその半徑Rは 一般人にあつに依る距離測定の最初の試みとして有名である. .ては1300m前 後である . (3)立 體視測距儀の分類 二つの點に對する視差角の差が或角度 θ0よ り Rolletの 梯子を最初に雙眼望遠鏡に取付けて 小さい時は二點の遠近の識別は不可能である.何 かの方法で兩眼距離をn倍 にするとθ0/nの際も遠年の特許). Rolletの 方法に比して遠距離を計れ 近の識別が出來る.即 ち遠近識別の精度がn倍 に る事は云ふ迄もない.事 變寫眞で砲兵が蝸牛の角 の様な望遠鏡を立ててゐるが此種の構造の物と推 なる.同 時にRも 又n倍 となる. nを 比浮上り 察する.此 は觀測鏡と呼ばれて角を左右に開いて 度(specifische Plastik)と 呼ぶ.又m倍 の望 遠鏡を用ふれば遠近識別の精度並びにRもm倍 全浮上り度を大きく出來るものである.ド イツで となる.以上の兩者が同時に行はれる時はN=mn の形から來たのであらう.此 の様に標點空間も目 倍の精度を得る. Nを 全浮上り度(totale Plas 的物の空間も動かすに,兩 者を比較するものを固 tik)と 云ふ. (2) Rolletの 標點 以上の如くにして識別した遠近を測定する一番 (Raumbildentf.)と 呼ばれる. 簡單な方法は物指しを目的物の上に並べ兩眼で判 斷する事である.第21圖 の中の一本を用ふればい げられ直ちに有名なAbbeの 手に依り改良され い.各 横棧には眼から計つた距離が記入されてゐ た.之が現在尤も廣く用ぴられてゐる遊標付(mit る. Rolletは1861年 梯子の横桟を澤山打ちつける代 りに一つの棧を自 に第21圖 のTの 如 由にこ動く様にした.一 つの透標の立體像を得るに き梯子状の標點を硝 は二個の標點をガラス板に刻まねばならぬ.此 の 子板にきざみ之を兩 第21圖 二つの標點間の距離を變へる事に依り標點の立體 眼の視線に直角に置きその結果生する梯子の立體 像は深さの方向に往復する.此 の遊標を目的物の 像を以つて實際の物指しに代へた.Tは 横棧を遠 像の上に持つて行き距離を測定するのであるが, 方へ行く程小さくし,立 體視の際,横 桟の長さが 逆に遊標を動かさす測定すべき目的物の像を移動 遠方に於ても近い所と同じに見える様にしたもの せしめて遊標の所へ持つて行く事も出來