记忆と公共交通.PDF

JCOMM富山 記憶と公共交通 森栗茂一 （大阪大学・ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ・ｾﾝﾀｰ） MM は唯一絶対の説得ツールか？ CO2削減の説得力 電気自動車・低燃費車 ならどうなのか？ 健康維持は、論理として納得できるが 【厚生労働省40歳以上のコホート研究】 統計上（遺伝を除く）、生活習慣病・三 大疾病予防に影響を及ぼすものは？ ストレス＞食物摂取＞適度な運動 政府を支える多くの国民はどう思っているか？ 高速道路無料化、ガソリン 税減税､エコカー減税 道路関連税軽減or道路用途 限定署名運動[JAF] 過疎地交通確保維持 →条件付き 中心市街地活性化 →努力しない商店 街に無駄金投入 MMが労組に抵 抗される理由は、 地域交通計画 ここにある →無駄 中心市街地交通確保論拠は、論争に勝て！ ①中心地市街地高齢者 ⇒公共交通のみが効率的移 等マイノリティの移動 動確保とは限らない ＝STS （福祉） 確保 （交通権） →移動福祉として、敬老パ ス予算を使わせろ ②中心市街地における 移動福祉で充分ではないか？ クルマ以外の複数移動 ⇒公共性確保として公共交 通は唯一絶対か？ 手段の確保は都市の幸 ＝タクシーで充分！ 福 （公共性） → タクシーを公共交通と位 置づける山口市 ③中心市街地に来る観 ⇒経済性の論拠が不明確 光客の移動確保、利便 →都市価値向上の意味 （経済性） JCOMM の議論は、多数議論ではない。 世の中は道路第一 公共交通もあればあったほうが 良い。カネの要る事はできんか ら、MM でも、やってみたら？ 世の中 ※ 森市長は特殊解 ⇒多数派ではない。他にはいない。 ① 非合理的判断≦葛藤≦合理的消費 「人は、消費のための合理性のみで行動するのではな い。人は、消費のための惰性としての個人行動と、生 きるための記憶との葛藤で動いている。クルマとコン ビニの生活が楽だと思って暮らしつつ、優しい女性に 出会えば、うっかり結婚行動に出る」 ② 非合理的判断（創造行動）の機会 ＝記憶（喪失）の危機 「記憶の喪失感・危機感のあるときしか、人は記憶に 価値を認めない」 ex.災害ユートピア 命題：記憶に対する価値判断 現代日本都市は、記憶の危機に満ち 溢れている。 消費だけでは、都市価値が維持でき ないことは、うすうす感じている。