仕様书-环境省.PDFVIP

（別添２） 平成 30 年度実路走行時の自動車排出ガス実態調査業務仕様書 １．業務の目的 自動車排出ガス規制については、大気環境改善を目的として、これまで累次の規制強化がなさ れてきた。通常の自動車排出ガス測定は、シャシダイナモメーター（以下「C/D」という。）を用いて、 一定の条件下で走行を行い実施してきたが、昨今、特定の状況下においてのみ排出ガスを低減さ せるような不正なソフトを組み込み、実走行時には排出ガスが増大するといった事例等が報告され ている。このことから、不正防止や実環境下における排出ガス抑制を目的として、国連欧州経済委 員会自動車基準調和世界フォーラムにおいて、我が国も参画し、実路を用いた世界統一自動車 排出ガス試験法（以下「RDE-gtr 」という。）が検討されている。 本業務では、当該試験法策定に資するデータの取得を目的として、車載式排出ガス分析計（以 下「PEMS」という。）を用い、実路走行時の自動車排出ガス実態調査を行う。 ２．業務の内容 ２．１ C/D 試験の実施 下表に従い、C/D 試験を実施する。 試験車両 試験方法 回数 測定物質 台数 最新規制適合軽商用車 WLTP （3Phase） 各 2 回 CO,NMHC,NOx,PM※,PN,CO2 1 （キャブオーバ型） RDE 模擬走行 最新規制適合軽商用車 WLTP （3Phase） 各 2 回 CO,NMHC,NOx,PM※,PN,CO2 1 （バン型） RDE 模擬走行 上記以外の最新規制適 WLTP （3Phase） 各 2 回 CO,NMHC,NOx,PM※,PN,CO2 2 合車 RDE 模擬走行 調査車両はレンタカー等で調達するものとし、具体的な車両選定については、環境省担当官と 協議により決定するものとし、使用燃料として自動車認証用燃料を用いるものとする。また、測定 の際には、PEMS の精度確認のため、据置型分析計と同時計測（WLTP による測定時のみ）を行う ものとする。 ※PM については、環境省担当官と協議の上、必要に応じて測定する。 ２．２ 路上走行試験の実施 路上走行時の排出ガス実態調査 ２．１の試験車両に PEMS を搭載し、路上走行時の排出ガスデータを収集する。 ア 測定項目 3 計測項目は、①車速（km/h）、②CO 濃度（ppm）、③NOｘ濃度（ppm）、④PN 濃度（個/m ）、⑤ 3 CO2 濃度（% ）、⑥排気流量（m /min ）、⑦大気温度（℃）とする。また、エンジン回転数、吸入空気 温度、冷却水温度、排出ガス温度、排出ガス低減装置の作動状況など、On-Board diagnostics System から入手出来る情報については、自動車製作者からの協力を得つつ可能な範囲で取得 するものとする。 1 イ 路上走行調査方法 ① 経路 経路は都市内一般街路、細街路、高速路を組み合わせた経路とするが、詳細は環境省担 当官と協議の上、設定する。 ② 環境条件 海抜 700m 以下、外気温 0℃以上 35℃以下。 ③ 積載条件 90%Pay-mass 条件とする。ただし、PEMS 搭載により超過する場合は、この限りではない。 ④ 燃料 ２．１において使用した燃料と同じ燃料 ⑤ 走行方法 交通流を考慮した通常走行及び試験成立要件 （RPA 及び(V