Ⅳ章居住诱导区域-小田原.PDFVIP

Ⅳ章 居住誘導区域 Ⅳ- １｜居住誘導区域設定の基本的な考え方 １．基本的な考え方 居住誘導区域は、人口減少の中でも一定のエリアにおいて人口密度を維持することにより、 生活サービス等が持続的に確保されるよう、居住を誘導していく区域です。 本市では、第10版都市計画運用指針 （平成30年９月改訂版、国土交通省）の考え方を踏ま えつつ、第Ⅱ章に示す「居住誘導の方向性」の考え方に基づき、以下に示す区域設定の方法 により、生活利便性や交通利便性の高い拠点やその周辺市街地、拠点間を連絡する公共交通 の沿線へ居住誘導を図ることを基本に区域を設定します。 ■都市計画運用指針を踏まえた「居住誘導区域の設定」の考え方 ・都市機能や居住が集積している都市の中心拠点及び生活拠点並びにその周辺の区域 ・都市の中心拠点及び生活拠点間を結ぶ公共交通沿線で、都市機能の利用圏である区域 ・合併前の旧町村の中心部等、都市機能や居住が一定程度集積している区域 ・災害リスクに対する安全性が確保される区域 ・市街化調整区域を除く ■居住誘導の方向性 （P41 参照）の概要 拠点、周辺市街地や公共交通沿線へ、特性に応じた居住の誘導を図り、様々な住まい方が可能 な都市を目指す。 【地域特性に応じた居住誘導】 ・小田原らしいメリハリと特色ある市街地形成を図る ・市街化調整区域は既存集落持続型開発許可制度の適切な運用等により、既存の地域コミュニテ ィの持続とスプロール化の抑制を図る 《地域特性に応じた居住誘導の方向性》 ○居住誘導のターゲット ●住まいの住居形態 【小田原らしい居住環境の確保】 ・コンパクトシティの形成の促進に合わせて、良好な市街地環境を形成する観点から都市農地の 保全・活用を図る 60 基本的な考え方を踏まえ、以下に示す３つの性格を有する居住誘導区域を設定します。 性格が異な それぞれの居住誘導区域におけ まちのイメージを下図のとおり共有し、市民 のライフスタイルに応じた居住地選好につなげ、緩やかな居住の誘導を図ります。 ■居住誘導区域におけるまちのイメージ 拠 点 【都市機能誘導区域と同範囲に設定する居住誘導区域】 日常生活に必要な様々なお店やサービスが充実していて、 子どもからお年寄りまで「多世代が歩いて暮らせるまち」 周辺市街地 【拠点や鉄道駅の徒歩圏に設定する居住誘導区域】 買い物や通勤・通学など、徒歩を中心に利便性の高い生活を 送ることができる「拠点や鉄道駅に歩いていけるまち」 基幹公共交通沿線 【公共交通の幹線（バス）の路線沿線に設定する居住誘導区域】 バスサービスが充実していて「拠点や駅まで気軽におでかけできるまち」 であるとともに、適度に車を利用したゆとりある生活ができるまち