- 1、原创力文档(book118)网站文档一经付费(服务费),不意味着购买了该文档的版权,仅供个人/单位学习、研究之用,不得用于商业用途,未经授权,严禁复制、发行、汇编、翻译或者网络传播等,侵权必究。。
- 2、本站所有内容均由合作方或网友上传,本站不对文档的完整性、权威性及其观点立场正确性做任何保证或承诺!文档内容仅供研究参考,付费前请自行鉴别。如您付费,意味着您自己接受本站规则且自行承担风险,本站不退款、不进行额外附加服务;查看《如何避免下载的几个坑》。如果您已付费下载过本站文档,您可以点击 这里二次下载。
- 3、如文档侵犯商业秘密、侵犯著作权、侵犯人身权等,请点击“版权申诉”(推荐),也可以打举报电话:400-050-0827(电话支持时间:9:00-18:30)。
查看更多
生体親和性に優れた診断・治療用ソフトバイオマテリアルの設計と製品化
-生体高分子と合成高分子の共通点:中間水の基礎と応用-
九州大学先導物質化学研究所 田中 賢
〒819-0395 福岡市西区元岡744 CE41
masaru_tanaka@ms.ifoc.kyushu-u.ac.jp http://www.soft-material.jp/
1.はじめに
病気の治療や自覚症状が出る前の超早期
診断など、高齢社会においてニーズの大きい
バイオ界面水
医療・ヘルスケア技術や製品の開発には、製 ( 中間水)
吸着タンパク質 細胞
品性能を決定付ける製品の表面を形成する
1)
医療材料の機能の向上が欠かせない 。健康
寿命を延伸するためには、血液などの生体成
分と医療材料の接触面 (バイオ界面)(図1) 基材
で引き起こされる現象を分子レベルで理解
2) 中間水
して制御する技術が必要である 。本講演で
は、バイオ界面現象の最初のイベントである 自由水
材料への水和現象に着目し、我々の身体を構 不凍水
成する生体高分子と特定の合成高分子の共
通点である中間水を切り口とする材料開発 図1. バイオ界面に存在する水和構造および官
の根本原理と応用について紹介する。 能基レベルでの水分子の相互作用の模式図
2.バイオ界面で引き起こされる現象
例えば、血管治療、血液浄化・血液成分分離などを行うための医療機器を構成する医療材料が
血液に接触すると、以下の3 段階の現象が起こる。1) 血液中の水分子が材料表面に吸着。2)補
体系や凝固系の血漿タンパク質が吸着。3)血球細胞の接着と活性化。つまり、材料表面で最初
に起こる現象は、タンパク質の周囲に存在する水分子の吸着である。吸着した水分子は、以下の
2 種類に分けられる。材料に強く結合し分子運動性が低下した不凍水と材料に弱く結合し分子運
動性が高い自由水である。さらに、生体を構成する生体高分子生および生体親和性(血液適合性)
に優れた合成高分子には、自由水と不凍水の中間的な性質を示す中間水が形成されることが知ら
3,4)
れている 。
このプロセスにおいて、血液適合性に影響するフィブリノーゲンは、材料表面と相互作用し吸
着する。その後、時間経過とともに構造変化を起こし、血球細胞である血小板の粘着部位(γ鎖)
を露出する。血小板は、細胞膜表面の受容体を介して材料表面に粘着する。つまり、吸着タンパ
ク質の状態に応じて血球細胞の初期接着状態が変化する。この吸着タンパク質の状態は吸着した
水分子の状態が支配している。
血液細胞以外の接着系細胞の場合、細胞懸濁液が材料に接触すると上記の3 段階の現象が起こ
り、細胞-材料間および細胞-細胞間相互作用の変化により、細胞の接着、運動、増殖、機能に
変化が起こる。この変化を誘導する因子として、親水性・疎水性、粘弾性、電荷、ガラス転移点
(Tg)、結晶性・非晶性、含水量、表面形状、主鎖・側鎖の分子運動性などが挙げられる。全て重
要な因子であるが、これらの因子では、細胞接着挙動は説明できない例が多いことがわかってき
た。したがって、それぞれの界面に存在する水分子の役割の解明を行い制御する方法が望まれて
いる。
3.バイオ界面水の解析
材料に含水した水和構造と運動性の解析手法として、熱分析法と分光分析法が挙げられる。熱
分析法としては、示差走査熱量(DSC)法、分光分析法としては、赤外分光法や個体NMR 法などで
ある。含水状態の材料のDSC 測定の結果、昇温もしくは降温過程において水の低温結晶形成に由
文档评论(0)