食品卫生学试验问题平成19年-鹿儿岛大学共同兽医学部.DOCVIP

9 - 公衆衛生学Ⅰ試験問題（平成20年前期） 1. 公衆衛生学の発達経過に関する記述のうち適切なものはどれか。 a. 産業革命は農村からの労働力流入によってスラムを形成し、病気の巣窟となった。 b. 英国では救貧法委員会報告を受けて、1848年に世界で最初の公衆衛生法が成立した。 c. ドイツでは環境衛生施策が展開され、ミュンヘン大学に世界最初の衛生学講座が設置された。 d. コレラ流行の解析で、死者と井戸をマップ上にプロットし水系感染であることを突き止めたのはコレラ菌発見以前のことであった。 e. ミルス?ラインケ（Mills-Reincke）現象とは、水道の砂濾過がコレラ流行防止になることを疫学的に指摘したものである。 (1)a、c、dのみ　(2)a、bのみ　(3) b、c、eのみ　 (4) d、eのみ　(5) a～eのすべて 2. WHO憲章の「健康」に関する記述として誤っているのはどれか。 a. 完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態である。 b. 到達しうる最高の健康水準を享受することは万人の基本的権利である。 c. 単に疾病又は病弱の存在しないことではない。 d. 経済的条件による健康水準の差は許容される。 e. それぞれの人間集団が健康であることは，平和と安寧を得る上で不可欠のことがらである。 (1) a、(2) b、(3) c、(4) d、(5) e 3. 出生と人口に関する記述でのうち正しいのはどれか。 a. 日本の老年人口割合は、年少人口割合よりも小さい。 b. 日本の総人口に占める生産年齢人口の割合は、低下傾向にある。 c. 日本の老年人口係数が増大した速度は欧米より緩慢である。 d. ゼロ歳の平均余命を平均寿命という。 e. 母の年齢別にみた出生率は、どの年齢層でも20年前より低下している。 7. 病原体に関する記述の中で正しいものはどれか。 a. 病原体が自然界において生存するための本来の棲家を病原巣（レゼルボア）という。 b. 感染源とは、病原体が宿主に侵入する際の媒体をいう。 c. 宿主を発病させるために必要な最小限の病原体量を発病量という。 d. 毒力（ビルレンス）は、病原体が宿主の生活機能を障害する力で、発症率や重篤度を示す。 (1) a、c　(2) a、d　(3) b、c　(4) b、d　 (5) a～dのすべて 8. 感染症の病原体を特定する際の指針とされているコッホ原則に含まれないものはどれか。 a. ある一定の病気には一定の微生物が見出されること b. 一定の病気からその微生物を分離できること c. 健康体にはその微生物が存在しないこと d. 分離した微生物を感受性のある動物に感染させて同じ病気を起こせること e. 感染させた動物の病巣部から同じ微生物が分離されること (1) a、(2) b、(3) c、(4) d、(5) e 9. 病原体制御手段に関する記述のうち正しいものはどれか。 a. 滅菌とは、特定微生物を殺滅する措置をいう。 b. 殺菌とは、非病原菌を含むすべての微生物を殺滅する措置をいう。 c. 消毒とは、物理化学的方法で病原体を生活の場から排除し感染の機会を減らす措置をいう。 d. 滅菌、殺菌、消毒には、基準が定められ、その表示には承認と許可が必要である。 e. 除菌、抗菌の表示には、法的基準を満たさなければならない。 (1) a、b　(2) a、d　(3) b、c　(4) c、d　(5) d　e 10. 宿主要因に関する記述のうち正しいものはどれか。 a. 体液性免疫はTリンパ球が産生する抗体、グロブリンである。 13. 感染症法（感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律）に基づく1類感染症の正しい組合せはどれか。 a. エボラ出血熱、クリミア?コンゴ出血熱、痘瘡、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱 b. エボラ出血熱、痘瘡、結核、ペスト、急性灰白髄炎、細菌性赤痢、コレラ c. 黄熱、急性灰白髄炎、パラチフス、細菌性赤痢、ペスト、狂犬病、ラッサ熱 d. 痘瘡、黄熱、重症急性呼吸器症候群（SARS）、急性灰白髄炎、ペスト、結核、マラリア e. エボラ出血熱、腸管出血性大腸菌感染症、細菌性赤痢、結核、ペスト、狂犬病、マラリア (1) a、(2) b、(3) c、(4) d、(5) e 14.　細菌性赤痢に関する記述として正しいのはどれか。(58回B31) a. Shigella sonneiは病原性が強く、その多くが志賀毒素を産生する。 b. 最近の国内の年間患者数は500～800名程度で、その多くが海外帰国者である。 c. サルは感受性を示し、人への感染源となりうる。 d. 感染症法では一類感染症に分類されている。 (1)a、c、dのみ　(