- 1、原创力文档(book118)网站文档一经付费(服务费),不意味着购买了该文档的版权,仅供个人/单位学习、研究之用,不得用于商业用途,未经授权,严禁复制、发行、汇编、翻译或者网络传播等,侵权必究。。
- 2、本站所有内容均由合作方或网友上传,本站不对文档的完整性、权威性及其观点立场正确性做任何保证或承诺!文档内容仅供研究参考,付费前请自行鉴别。如您付费,意味着您自己接受本站规则且自行承担风险,本站不退款、不进行额外附加服务;查看《如何避免下载的几个坑》。如果您已付费下载过本站文档,您可以点击 这里二次下载。
- 3、如文档侵犯商业秘密、侵犯著作权、侵犯人身权等,请点击“版权申诉”(推荐),也可以打举报电话:400-050-0827(电话支持时间:9:00-18:30)。
- 4、该文档为VIP文档,如果想要下载,成为VIP会员后,下载免费。
- 5、成为VIP后,下载本文档将扣除1次下载权益。下载后,不支持退款、换文档。如有疑问请联系我们。
- 6、成为VIP后,您将拥有八大权益,权益包括:VIP文档下载权益、阅读免打扰、文档格式转换、高级专利检索、专属身份标志、高级客服、多端互通、版权登记。
- 7、VIP文档为合作方或网友上传,每下载1次, 网站将根据用户上传文档的质量评分、类型等,对文档贡献者给予高额补贴、流量扶持。如果你也想贡献VIP文档。上传文档
查看更多
京都生命倫理研究会発表
動物の心と動物解放論
2000年3月12日、京大会館にて
伊勢田哲治(名古屋大学)
1 序論
動物の権利を求める運動は日本でこそ未だに認知度が低いが、欧米においては確立した
運動として展開を続けている。1999年には、ニュージーランドで大型類人猿が権利
を持つことを明記した法案が議会に提出されるところまで行ったようである(最終的に
成立した法律では「権利」という言葉は削除されたようであるが)。こうした運動の参
加者が動物の解放を求める理由は様々であるが、いろいろな立場の運動家がとりあえず
合意することのできる事項として、たとえば大型類人猿の権利の要求といった行動方針
がたてられているようである。
しかし、哲学者として動物解放の問題を考える上では、理論的な根拠付けの問題はなお
ざりにはできない。さらに、動物解放の問題の倫理学的に面白い点として、われわれの
道徳的直観を救いつつ、しかも根拠のしっかりした道徳理論を作ることはなかなか容易
ではない、ということが挙げられる。以上のような理由から、本発表では動物解放論の
理論的な側面について論じる。とりわけ、最近の動物解放論をめぐる理論的な議論の特
徴は、動物の心的能力についての豊富なデータをもとにして理論の構築を試みている点
である。そこで、本発表では動物の心理作用をめぐる知見が動物解放論の理論的基礎に
どういう影響を与えるかという問題を考えてみたい。
なお、本発表では、「動物解放論」という言葉を、動物への道徳的配慮を求めるさまざ
まな哲学的議論の総称として用いる。上に述べたような動物の権利を求める運動は「動
理論家の中にはシンガーをはじめとして「権利」という言葉をキーワードとしては用い
ない者もある。「動物解放」の方が、これらの議論を総称するより中立的な表現として
適切であると思われる。
2 方法論的前提
2-1反省的均衡の方法論
ばしば用いられる。われわれの道徳理論、熟慮された道徳的直観、および背景となる諸
理論のあいだで均衡をもとめようという考え方である。動物解放論の場合でも、功利主
義や権利論などの道徳理論、動物の取り扱いに関する直観(熟慮された直観的道徳判
断)、そして動物の心的能力などについての背景理論がからまりあっており、この三者
1
の間に均衡をもたらすことが要求される。注1 しかし、動物解放派、反解放派ともに反省
的均衡を使いながらてんでに違う結論に達していることからもわかるように、「反省的
均衡を使う」というだけでは方法論としてほとんど何も言っていないに等しい。本発表
の目的の一つは、とくに背景理論のはたす役割との関係で、反省的均衡の方法論をより
明確にすることである。
2-2道徳的類似性の規則
もうひとつ、動物解放論をめぐる文献でとりあえず両陣営がみとめる方法論的前提とし
て次のものがある。
「道徳的に適切な点において似たようなものは似たような取り扱いをするか、さもなけ
れば似たように取り扱わない十分納得のいく理由を示す必要がある」
ここではこれを「道徳的類似性の規則」と呼ぶことにする。注2 動物の心的能力に関する
知見が動物解放の議論において重要な位置をしめるのは、ここでいう「十分納得いく理
由」がしばしば動物の心的能力に求められるからである。具体的には、動物の心的能力
の次のような側面が動物解放論とのかかわりで問題となる。
そもそも動物は意識を持つか?
動物は痛み(pain) は感じるか?
動物が痛みを感じたとして、それは苦しみ(suffering)を構成するか?
動物は欲求や信念を持つか?
動物は利害(interest)を持ちうるか?
動物は言語や抽象的な概念をあやつることができるか?
動物に自意識はあるか?
動物は未来について考えることができるか?
動物は契約の当事者たりうる能力があるか?
こうした問題については、動物行動学の成果が非常に参考になり、動物解放派、反解放
派両者から引き合いにだされることになる。(動物の心的能力に関する動物行動学の成
果をまとめた邦語文献としては、グリフィン1995、ドゥ・ヴァール 19
文档评论(0)