设计施工一括发注方式.pdfVIP

４．当該工事の概要 ４．１ 発注形態（設計施工一括発注方式） 当該工事は，表 4.1.1 に示すような契約方法及び条件にて実施されていた。 表 4.1.1 契約方法と契約条件 契約工事名 第二パイプライン防護設備建設工事 工事場所 岡山県倉敷市 工期 2010 年 8 月 1 日～2013 年 6 月 30 日 契約方法 指名競争入札（技術提案型）価格競争方式（設計・施工一括発注方 式） 契約方法は，設計・施工一括発注方式である。指名競争入札（技術提案型）の価格 競争落札方法である。これは技術力を有する複数の企業を発注者が指名 し，最も安 価な入札者を落札者とする入札方法である。表 4.1.2 ，表 4.1.3 に 2000 年に設計され た第一パイプラインとの比較表を示す。トンネル内径は 4500mm と同じだが，セグ メントやシールドマシンの機能に違いが見られる。顕著な相違としては，以下の事 項が挙げられる。 第一パイプライン 第二パイプライン ・セグメントの分割数： 6 分割 → 5 分割 ・セグメント幅： 1200mm → 1400mm ・セグメント厚さ： 225mm → 160mm ・セグメント継手： ボルト継手 → 突合せ継手 ・リング継手： M22 ボルト継手 → M16 ボルト継手 ・K セグメントの外周寸法： 971.9mm → 1164.8mm ・K セグメントの挿入角度： 9.0  → 9.7 ・シールドマシン全長： 7420mm → 6958mm ・セグメントのかかり代： 935mm → 515mm ・テールシール段数： 3 段 → 2 段 価格面から見ると，第二パイプラインは， 第一パイプラインに比べて安価になって いる。本シールド工法の傾向として，セグメントの幅広化，薄肉化等による工期短縮 やコストダウンの傾向があった。当該工事もこれらの傾向と同様に，セ グメントは 幅広，薄肉，弧長大となり，シールドマシンの全長は短く，テールシールの段数も少 ない仕様で設計された。これにより、シールドマシンのテール部に対するセグメン トのかかり代（515mm）が短くなるとともに、K と B セグメントのテーパー部の角 度（9.7）も比較的大きくなったと考えられる。 4-1 表 4.1.2 第一パイプラインと第二パイプラインのセグメントの比較 1) （国土交通省『第2 回シールドトンネル施工技術安全向上協議会』資料 に加筆修正） 比較項目 第一パイプライン*1 第二パイプライン*1 設計年*2 2000 年 2010 年 内径 4500mm 4500mm 外