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１０ 温情主義 （全面的関わり） １１ 組合関係 （協議による解決） １２ 人事考課 （慎重、遅い） １３ 管理機構 （非明示的） １４ 減点主義 １５ ５Ｓ活動 １６ ＱＣＣ １７ ＪＩＴ １８ ＴＱＣ １９ ＴＰＭ 日本的経営 欧米 中国?韓国 東南アジア 日本的経営と海外移転の可能性 日本的経営の海外移植論 ? 移植可能論（１） – Ｅ . Ｆ . Ｖｏｇｅｌの Japan ａｓ Ｎｏ . １ ? 「国際的な尺度からいえば、現代日本の大企業 は組織として大いに成功している。その成功の 原因は、日本民族の中に流れている神秘的な集 団的忠誠心などによるものではなく、 この組織が 個人に帰属意識と自尊心を与え、働く人々に、 自分の将来は企業が成功することによってこそ 保証されるという自覚を与えているからである 。」 日本的経営の海外移植論 ? 移植可能論（２） ? R.T.Pascale: “Japanese Management” ? 「 日本人はアメリカの持つ最良の部分を取り入れ た 。それは、東洋に移植し利用することが可能だと いうことを示している。 私たちの課題も同じ事で、日 本的経営の最良の部分を学び取り 、それを翻訳し て私たちの伝統的な経営の幅を広げることである。 日本的経営をそっくり猿まねすることはできないが、 その内の幾つかを採用して私たちの弱点を補強す ることはできるのである。」 日本的経営の海外移植論 ? 移植可能説（３） ? W.G.Ouchi: “Theory Z” ? 「今まで観察したところでは、すべての 「硬球」であ るＳ要素 、すなわち戦略、機構、システムに関して、 私たちは概して日本人と非常に良く似たものを持っ ている。両者が大きく違っている点は 、「軟球」であ るＳ要素、 すなわち、スキル、スタイル、スタッフ、 そして上位目標に関してである。最も広く容認され た人間関係のあり方として、曖昧さ、不確かさ、不 完全さ、それに相互依頼へのアプローチがなされ ているために、ソフトのＳ要素に関する限り、日本 の文化は日本人に利点を与えている」 日本的経営の海外移植論 ? 移植可能説（４） ? 占部教授：日本的経営を考える ? 「日本的経営は、一方で伝統的要素を引き継ぎな がら、他方で近代的要素を累積してきたのであり、 その意味で近代的なのである。また新しい経済、 技術、社会の環境変化に対して適応することに よって、 進化してきているのであるから 、環境の類 似する他の国に対しても、日本的経営は、国際的 な汎用性をもつと我々は考えるのである。」 日本的経営の海外移植論 ? 移植可能説（５） ? 尾高邦雄教授：日本的経営 ? 「もしも 修正補強 の試みが、今後も、我々と志を同 じくする人々によって続けられ、又次々に実現に移 されていったならば、やがて日本的経営のデメリッ トのすべては除去され、これとともに、神話の中で 期待されていたものにかなり接近した、新しい日本 的経営の慣行体系が作られていくだろう。そして、 こうした補正補強が加えられている限り、新生の日 本的経営の慣行体系を、これに関心持つ諸外国 の産業界に移植して有効に活用してもらうことも十 分化のうとなるだろう」 日本的経営の海外移植論 ? 移植不可能説（１） ? J.C.Abegglen: 日本の経営 ? 「産業組織が日本でどのような形態を取ったにせ よ、それが日本の社会的組織の前期的形態から 生まれたものであるからには、 日本の産業組織は 欧米の類型とは体系的に異なっているであろう。 」 日本的経営の海外移植論 ? 移植不可能説（ 2 ） ? P.F.Drucker: “ 日本の経営に何を学ぶ” ? 「日本の経営特に日本の企業経営のビヘビアは、 アメリカや欧州の西側経営とは著しく異なっている。 日本の経営は（意思決定、雇用保証、専門経営者 の育成）各問題に取り組むために、異なった原則 を適用し、異なったアプローチを開発している。 … それは日本お伝統と文化に深く根を下ろしている のだ。 」 日本的経営の海外移植論 ? 移植不可能説（ 3 ） ? 森嶋教授：“なぜ日本は成功したのか” ? 日本の 儒教 は、（１）国家 ( 君主）に対する 忠 、（２） 親に対する孝、（３）友人に対する 信 、（４）年長者 に対する 敬 、