法面保護工の施工方法 ～モルタル吹付工 他～.pdfVIP

法面工の施工方法

～吹付法枠工・鉄筋挿入工の施工方法～

株式会社興和

紅谷亮

目次

1.法面保護工について

2.吹付法枠工施工手順

3.吹付法枠工施工上の注意点

4.鉄筋挿入工施工手順

5.鉄筋挿入工施工上の注意点

6.最後に

1.法面保護工について

法面保護工は・・・

切土、盛土によって出現したのり面を表面や表層部で処理する

ことによって、のり面の安定化を図ることを目的として施工され

る。（のり面保護工施工管理技術テキストより）

主な工種

・吹付法枠工

・モルタル吹付工

・植生基材吹付工

・植生マット工

・鉄筋挿入工

・落石防止網工（ロックネット工）etc

2.吹付法枠工施工手順

準備・仮設工・現地踏査～親綱、仮設防護柵設置等

法面整形・清掃・親綱、仮設防護柵設置

ラス張り工・ラス網展開、アンカーピン打設

型枠組立工・鉄筋、型枠組立、アンカー打設

モルタル吹付工・プラント設置、モルタル吹付

枠内工・枠内清掃、枠内吹付

片付工・機械撤去、片付

2.吹付法枠工施工手順

1)準備・仮設工

〇現地踏査：

対策工斜面の他、斜面上部下

部及び周辺の環境を調査し、設

計図書の確認を行う。

〇仮設備設置：

現地状況に応じて、搬入路や

プラントヤードの整備を行う。

＜写真：プラントヤード整備＞

2.吹付法枠工施工手順

1)準備・仮設工

〇単管防護柵の設置：

法面作業時の転落墜落災害の防止を

目的に法面上部に手すりを設置する。

〇親綱の設置：

法面作業では親綱を使用し、作業時

の身体保持を行う。

ロープ高所作業では、メインロープ

（親綱）とライフライン（親綱もしく

は安全ブロック）を使用し、2点どり

を行う。

2.吹付法枠工施工手順

2)法面整形・清掃工

〇法面整形：

崩壊斜面等のオーバーハン

グの掘削や立木の伐採を行い

、法面の整形を行う。

〇法面清掃：

作業に支障となる雑草や浮

石を除去する。

＜写真：法面清掃状況＞

2.吹付法枠工施工手順

3)ラス張工

〇ラス網展開：

ラス張りは地山の凹凸に対して

なじみ良く展開する。

〇アンカーピン打設：

主アンカー（φ16L400mm）

補助アンカー（φ9L200mm）

を有効に打設する。

打設本数は下記を標準とする。

ラス張り工標準材料使用量(100㎡当たり)

名称規格単位数量

ラス網#14(φ2.0)-50×50㎜㎡140＜写真：ラス張り状況＞

アンカ－ピンφ16×400㎜本30

アンカ－ピンφ9×200㎜本150

し

設

打