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地球惑星科学基礎V演習 さまざまな対称操作 第2回 瀬⼾雄介 http://pmsl.planet.sci.kobe-u.ac.jp/~seto 天然の結晶≒鉱物 • 鉱物の定義 – 天然に産出 – ほぼ均質な化学組成 斜⻑⽯ カリ⻑⽯ ⽯英 – 無機質 – 固体 – 結晶性 – 国際鉱物学連合が承 ⾓閃⽯ 輝⽯ ⿊雲⺟ 認している鉱物は現 在、約四千数百種類 マグネタイト オリビン アパタイト 地球惑星科学における結晶学の意義 • 地球や惑星(のほとんど)は固体である • ほとんどの固体は結晶である • 結晶は原⼦が規則正しく並んだ(対称性をもつ)物質の状 態である 結晶物質のもつ対称性を • 表現する⽅法 固体惑星の性質を • 解明する⼿段・考え⽅ 解明する • 実際の結晶へ応⽤ 対称性とは • ⼀般にある対象についてそれを不変にす る変換が定義されるとき、その変換を対 称操作(あるいは対称要素)という 繰り返し単位 回転しても図形は不変である 平⾏移動しても、図形は不変である 対称性の種類 重要 • 対称操作には次の2種類がある –並進(平⾏移動)を伴わないもの • 繰り返すと必ず元の場所に戻る • 有限の⼤きさのものにも適⽤できる –並進を伴うもの • 繰り返して元の場所に戻らない • 無限に広がる物体に適⽤できる 並進を伴わない対称操作 -2次元- あらゆる軸 の周りに 360度回転 鏡 鏡 72度回転 ⾃由回転 反転 鏡 3回回転 (=120度回転) 反転(対称⼼) n度回転 → 360/n 回回転 4回回転 (= 90度回転) 並進を伴わない対称操作 -2次元- 3回回転 8回回転