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第２章 ＦＥＭ温度解析 ２－１ 解析対象（ＣＰひび割れ幅法） マスコンクリ－トの温度応力解析プログラム（JCMAC2）の解析例（ＣＰひび割れ幅法）と して図-2.1 に示すように、岩盤上にコンクリ－トスラブが打設され、さらに壁が打設された時 のコンクリ－トのひび割れ幅を求める。なお、この壁は左右対称とし、右半分のみ解析する。 温度解析は、２次元ＦＥＭ（４節点アイソパラメトリック要素）で行う。 1,8001,800 コンクリ－トコンクリ－ト 00 00 00 ,, 単位単位(mm)(mm) 壁壁 22 5,0005,000 00 00 コンクリ－トコンクリ－ト 00 ,, スラブスラブ 11 00 8,0008,000 00 55 ,, 11 岩　盤岩　盤 図-2.1 解析対象構造物（奥行き方向 15,000mm） ２－２ 解析条件と物性値 解析対象の壁状構造物は、東京都に打設されるものとする。コンクリ－トスラブは、平成 13 年 11 月 1 日に打設され、壁部分は、１週間後の11 月 8 日に打設されたものとする。なお、解 析は、12 月 20 日まで行う。使用されたコンクリ－トは、普通ポルトランドセメントを用いた 普通コンクリ－トで、単位セメント量は、300kg/m3、打設時の練り上がり温度は、20℃であ る。温度解析に用いた熱特性値を表-2.1 に示す。 表-2.1 温度解析の熱特性値 物性値 岩盤