英国環境省委託研究.docVIP

Wind Farm Noise Statutory Nuisance Complaint Methodology prepared for Defra Contract No. NANR 277　英国環境?食料?農村地域省.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/69222/pb-13584-windfarm-noise-statutory-nuisance.pdf#search=AECOM+wind+Farm+Noise+Nuisance+Compaint+Methdology 風力発電に対する苦情処理問題（抜粋） 註：DefraとはDepartment of Environment, Food Rural Affairs英国環境?食料?農村地域省　 3.4　空気力学的ノイズ Aerodynamic Noise(AM)の振幅変調 タービン?ブレードからの音のレベルは、しばしば完全に安定とは言えず、1サイクル中に上昇したり、下降したり変調（変動）する。それは”ブレードひゅー 音”blade swishと呼ばれることがあり、通常１秒に1～2回起こる。大多数の設備では、その変調の高さは2-3ｄＢＡまでで、ETSUワ-キンググループにより受容可能なレベルとみなされている。4 4　 ETSU–R-97 page 67, third paragraph 註：ETSU-R-97とは THE ASSESSMENT AND RATING OF NOISE FROM WIND FARMS The Working Group on Noise from Wind Turbines Final Report September 1996 　私的グループらしいが公平性を謳っている専門家グループ しかし状況によっては、変調はもっと高く著しくなることがあり、迷惑が増大する可能性がある。この現象は空気力学的ノイズの振幅変調、あるいはもっと簡潔に、頭文字をとってAM と呼ばれる。 初期のタービン設計で、風車がタワーの風下側に向いていたときには、ブレードがタワーにより起こされた後方乱気流を通過するときに顕著な”衝撃”thumpを受けた。だが、この効果は、大多数の新型タービンでは風車が風上側に向いているので起こらなくなった。その代わり、空気力学的変調は表１に示すような他のメカニズムの変動によって起こる可能性がある。 3.4.1　低周波ノイズとＡＭ（空気力学的ノイズ） ＡＭに関連してＤＴＩ（通産省）のために２つの研究がおこなわれた。第1の研究は、ＡＭ関連というよりも、風力発電所から出る低周波ノイズによる健康被害についての申し立てに応えて行われたものである。7　この研究で、風力発電所は低周波音の発生源として顕著なものではないとの結論が得られた。しかしながら、数少ない場所で、特殊な条件下では風力発電所から出るノイズは変化を受け、すなわち変調され、1秒に1～2回ぐらいの“ビート”を起こすようなることがある。低周波ノイズというのは、このゆっくりした“ビート”のことで、普通タービンノイズといわれているずっと高い周波数の可聴音とは別物である。 ７　Hayes Mckenzie, ―The measurement of low frequency noise at three UK wind farms‖, Hayes Mckenzie Partnership Ltd, report to the Department of Trade and Industry (2006) 註：下表は空気力学的に専門的過ぎ、低周波音問題にそれほど重要と思われないので翻訳をはぶく。 2番目の研究はまさにＡＭに焦点を当てており、特殊な気象学的条件でたまに起こる現象であると結論できる。8　註：本節の以下の翻訳を省略する。 8　 A. Moorhouse, M. Hayes, S. von Hünerbein, B. Piper, M. Adams, ―Research into Aerodynamic Modulation of Wind Turbine Noise‖, URN 07/1235, University of Salford and Department for Business, Enterprise Regulatory Reform, UK (2007). 3.6　風の高度分布　Wind shear 風速は、地面の抵抗のため高さにより異なり、地上付近では高さとともに風速が増大する。そのため風車軸が高いほど(風車が大規模になるほど）より大きなノイズが発生するようにな