特別な支援を要する幼児の理解と支援-天王みどり学園.pptVIP

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 「特別な支援を要する　　　　　幼児の理解と支援」 １　子どもの発達特性と捉え方 ３　子どもの心をくすぐるポイント 　　　　天王みどり学園　加賀谷　勝 ２　ケース別支援 ?身の回りのことがうまくできない（着替え?排泄?食事等） 　?視線が合わない ?発音が不明瞭　言葉が遅い　言葉が出ない　 　?話を聞くことが苦手 一斉指示が通らない 理解力が弱い ?落ち着きがない、乱暴な行動が多い 　 ?注意力が散漫である 　?こだわりが強い 　?対象児を周囲の子どもへ理解してもらうのが難しい 　?友達との関わりが少ない　　 ?保護者に子どもの気になることを伝えることが難しい 　?父親が子どもの状態を理解していない　 　?虐待やネグレクトが疑われる いろいろな困り感 １　発達特性が「超」強くて早くから診断名がつく子　　（医療等の関係機関との連携が必要な子） ２　発達特性はいろいろあるが診断名がつくかどう　　か微妙な子 ３　発達特性はあるが診断名はつかない程度で、　　特別な支援が必要な子 発達特性について 発達特性の捉え方は　大人の価値観や周囲の環境によって変化する　 子どもの捉え方 困った子ども　　　 → 　　 子どもを変える　　 →　　 なぜできないの！ →　 やる気がない子　　→　 ～しかできない子　→　 一人の子の困り感 →　　 みんなに同じ支援　→　　 　　 ～視点の転換～ 一人一人に合わせた　えこひいきをする 困っている子ども 環境を整える 何に困っているのか やり方が分からない子 ～があればできる子 周囲の子の困り感 一人一人に必要な支援 問題行動は発達要求のあらわれ、コミニュケーション 行動は子どもと環境の相互作用で決まる（ミスマッチ） 問題行動は子どもの困っているサイン、最も辛い選択 問題行動を一番何とかしたいと思っているのは子ども 子どもの行動と本音の思いとは必ずしも一致しない 問題行動は学習されたもの （誤学習?未学習?不足学習?決定権の誤解） 問題行動の捉え方 分からないことがあったら子どもを見る 　　　　　～子どもは問題行動で語る～ 行動の原則 　発達の遅れや偏りのある子どもも　そうでない子どもも身に付けさせたい力は同じ　接し方?教え方も原則は同じ 　?よいことをすれば　 よいことが起こる　 ○　 　?よいことをしたのに　悪いことが起こる　×　　　　　　　　　　　　　 何も起こらない　　 × 　?悪いことをすれば 悪いことが起こる ○ 　?悪いことをしたのに　よいことが起こる　 ×　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 何も起こらない　　 ○　　　 　ただし、学びにくさ?教えにくさがある 「巻き込まれない?ゆずらない態度」 ケース１ 話を聞かない?理解が難しい 〈予想される困り感の背景〉 　?注意?集中の力が弱い 　?音の違い、必要な音を聞き取れない（弁別?選別） 　?言葉の意味が分からない（言語理解?知識） 　?話を聞きながら（記憶しながら）、要点をまとめて 理解し、表現できない（言語思考力?表現?推理） ?ワーキングメモリーが弱い 　?全般的な発達の遅れがある 言葉の遅れの最低ライン１歳半～２歳まで発語がない 　３歳までに２語文がない 聞く力?指示理解を高める支援 ?教室全体を聞きやすい環境にする ?子どもを引き付ける工夫をする（「今から２つのことを話します」　具体物を提示する　場所を変える） ?一度に一つの指示を出す（同時に２つのことが行えない） ?分かる言葉で話す（絵になる言葉、数、五感に訴える） 　もうちょっと→あと５回　　もう少し→長い針が５でおしまい 　好きな食べ物は？→りんごとみかん、どっちが好き？ ?具体物や視覚的な手がかりを活用する（消えない情報） ?指示を復唱させる ?ゲーム（伝言?しりとり等）で聞く力を身に付ける ?おつかいをお願いしてレベルをあげていく ケース２ 　自発的な言葉が少ない 〈予想される困り感の背景〉 　?聞こえに課題がある 　?言葉を出す運動面や機能面に課題がある 　?指示の意味理解が難しい 　?指示の理解はできるが、話す言葉が少ない 　?全般的な発達の遅れ、つまずきがある 　?不安や緊張が強い 　?家庭?養育環境が影響している ?２～３歳児は１日７～８語覚える（２歳前後は言葉の爆発期） ?理解が表現よりも先行する（理解が表現の約１０倍程度） 言葉の発達を促すかかわり方 ?子どもの視線の先にある事物?していることについて話す「あっ！」と声をかけ、「お花だね」?子どもが復唱する ?子どもの行動