第二回市議会定例会提案理由説明-白山市.docVIP

【平成十七年第二回市議会定例会提案理由説明】　　　　　　　　　　１７年６月１４日 　本日、ここに、平成十七年第二回市議会定例会が開会されるにあたり、最近の市政の状況と提案いたしました諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。　 　ご説明に入ります前に、去る十日、元白山市長職務執行者?元鶴来町長でありました車幸治さんが逝去されましたことに対し、謹んで哀悼の意を表する次第であります。車さんとは、五月末にお会いし、親しくお話をさせていただいたところであり、この度の突然の訃報に接し、大きな驚きとともに、深い悲しみと暗然たる思いでいっぱいであります。 　元鶴来町長　車幸治さんは、平成六年十二月に町長に初当選以来、連続三期十年間、鶴来町政の舵取役として、卓越した手腕と指導力のもと、町勢発展と住民福祉向上のため、次々と重要事業を積極的に進めてこられました。更に、白山市誕生に向けては、この地域の将来のあり方について情熱を持って議論されるとともに、持ち前のスポーツマン精神と的確な判断力により、互譲の精神の中、円満な合併の推進に大きく貢献されたのであります。 　また、本年二月一日からは白山市長職務執行者を一ヶ月余り務められ、新市白山市の円滑なスタートにご尽力頂いたところであります。 引き続き市勢発展のため、ご指導を仰ぎたく思っておりましたこのような時に、この度の訃報は誠に残念の極みであります。 このうえは、白山市発展に向け、更なる努力をお約束するとともに、車家と白山市の合同葬を執り行うこととし、これまでの多大なご功績に改めて深謝し、衷心よりご冥福をお祈りいたすものであります。 さて、白山市がスタートして約四ヶ月半が経過したところであります。私は今、合併後の行政を推進する上において、何が一番大事なのかと考えたときに、住民の一体感の醸成が必要であることを実感しております。これまで申し上げてまいりましたとおり、それぞれの地域には、長年にわたって培われてきた歴史や伝統文化などに基づく特性があり、そのことをお互いが良く認識し、理解していくことが肝要と思っております。 　このような中、四月には、二十八の地区公民館で構成される白山市公民館連合会の設立総会が開催され、地域文化を白山市全体で共有し、子供の健全な育成につなげていくとともに、平野部と山ろく部などの地域間交流事業を促進していくことが確認されました。さらに、五月には三百七十六町内会を有する白山市町会連合会総会が開催され、町内会全体で新市の発展に努めていくことが承認されました。私は、新市発足後、新たにスタートした各種団体の総会などに出席しておりますが、「互譲?共生の精神」で、それぞれ交流が進められていることを実感しております。これからも行政、民間を問わず、文化?スポーツ、地域イベント等で多くの市民が交流することにより、さらに一体感が醸成されていくものと確信しているところであります。　　　 また、それぞれの団体には、地域において果たしている役割の大きさを認識され、白山市発展のために、一層ご協力いただくことをお願い申し上げるものであります。 　一方、四月に松任地区で開催された「白山市誕生を祝う美術展」及び中川一政画伯の作品を展示する「出張美術館」が、五月末から八月までの日程で、白峰地区を皮切りに七地区で順次開催されております。多くの市民に出展作品を堪能していただけることは、大変に有意義なことであると同時に、美の感動を共有することで一体感の醸成につながるものと考えております。　　　 　 このような中、市民一人ひとりが真の豊かさを実感し、安全で安心して暮らすことができる、公正で「市民本位」の市政運営に努めていくため、住民の声を直接聞く、地域懇談会「こんにちは市長です」を、五月より白峰地区から始めたところであり、市民のみなさんの新しいまちづくりへの率直な思いをお聞きし、改めて市政に反映させていきたいと考えております。また、すでに実施しています「市長への提案はがき」「市長へのメール」においても、市民の幅広いご意見を拝聴しており、常に市民の目線で物事を考えながら市民生活の向上に一層取り組んでまいりたいと考えております。　 　 　次に北陸新幹線についてであります。 北陸新幹線は、日本海国土軸の形成と国土の均衡ある発展に不可欠な国家プロジェクトであり、東海道新幹線の代替補完ルートとしても重要な役割を担うものであります。　 　また、地元経済への波及効果も見込め、地域の振興、発展に大きく繋がるものと思っております。 このような中、四月二十七日、金沢?富山間のフル規格及び福井駅部の着工について、国土交通省より鉄道?運輸機構に対して工事実施計画の認可があり、去る六月四日に、石川、富山、福井の三県でそれぞれ起工