特別支援教育に望む-ceser.hyogo.ppt

特別支援教育に望む 自閉症児を育てながら感じたことから 　　　　　前田　俊幸 お話のポイント 社会の中での知的障害者の位置づけ 外部社会との関わり 自己紹介 自閉症との出会い 家族構成　写真 誕生から就学まで 成田教授との出会い 用語の予習を TEACCH（ショプラー法） 常同行動?自傷（他傷）行為 高機能自閉?LDなど関連知識 保育園まで 相談するところはどこ？わかりづらい行政 専門家不在の児童相談所 「親のしつけが」無理解という暴力 自責の思いとの戦い 「変なやつはいくらでもいる」という助言 保育園から就学まで 赤穂精華園出身の園長 園児マスゲームの衝撃 「はさみが上手」文字スキル 養護か特学かの選択、希望は地域 児童相談所職員と園長の共闘 小学校の体験入学 地域の小学校特殊学級 自閉症の知識のない担当教諭 送り迎えの負担 「つる」教育手法 鉄道事故と教師の責任感 発語?概念の形成に役立ったＰＣ 担任教諭異動?親たちの情報交換 交流学級?同級生たちの支え 自転車スキルの獲得 再び養護か特学かの選択 赤穂養護学校 生活スキル　茶碗の持ち方指導 現西はりま養護学校新設運動　 兵庫県との交渉 あるべき姿 パソコンバンクの発足 養護学校高等部 親同士の葛藤 中学校特殊学級から来た子供の親 後天性障害の子供の親　妙な優越感？ 自主通学（高等部） バスに乗り遅れたら徒歩 養護学校卒業後 温度の格差 激減する指導員 指導員の質のばらつき 運動量激減 姫路養護の親との連帯 買い物実習？店舗好き 学齢期における自身の変化 教育へのパソコン利用 養護学校新設運動 パソコンの無料配布 ふれあいネットの構築 障害者のネット参加の支援 学校（教育委員会）への要望 親と納得のできる話し合いの機会を 教師に裁量の自由度を与えて 教師同士の情報共有ができる仕組みを 就学前の試験受け入れ（子供の評価）制度 教師に勉強時間の保証を 障害を正しく捕らえる土壌づくり 障害を理解している職員を配置 教師への要望 必要な知識の習得 親が先生になる場合も 教師同士の情報共有 親との情報共有?課題の共有 親と協同で評価作業を 個別指導プログラムの作成能力 市民（社会）への要望 知的障害の理解広報活動 共同社会の一員と認めて 医療との連携を 幼時の親の支援 * * 家族 迷子 養護 迷子になっちゃった　スタック 皆様、はじめまして　成田先生からこのようなご用で呼ばれましたのは実は２回目です。前回は10年ほど前で、それこそ自閉症との格闘真っ最中でございましたが、今回自分の歩いてきた道を一度振り返ってみて、今後皆様方が現場に帰られ、あるいは行政にでられたときに少しご配慮いただければな、と思うところをお話しできればと考えた次第でございます。 お話のポイントですが、社会の中における知的障害者の位置づけについて、もう一つは彼らと社会との関わりをどう育てていくのか、というところを考えながらお聞きいただければ幸いに存じます。私は一介の保護者ですから、次男の自閉症というものしかお話しできませんし、またこの事例がどれだけ汎化出来るのかも疑問です。ので、その点はご了解を頂きたく存じます。 ではまず私と我が家のお話です。男?男?女の３人の子供があり、次男が自閉で23才になります。彼は4000ｇあまりで生まれ、運動も普通でしたが、生まれたときから眉の中に１本だけ白髪があったのです。「白眉」という言葉がありますが、その通りでした。ところが育てていくうち、どうも行動がおかしいことに気がつきました。よくいわれる、目が合わないとか丸太ん棒を抱いているよう、というのではありません。笑顔なしに笑っているような感覚でした。また、いたずらが半端ではありません。タンスを丸ごとひっくり返すとか、ピアノの中に潜り込んでおしっこをするとか、２階の屋根にするすると登っていくとか、もう常軌を逸しておりました。３歳児がアップライトとはいえ、一人でピアノをずるずると動かします。自分で言うのもどうかとは思いますが、私は小さいときには非常に成績が良く、知的障害とは対極みたいなところにおりました。ですから、「知恵遅れ」という言葉がなかなか受け入れられませんでした。 自閉症らしい、これはとんでもない病気だ、と思いましたが、同時に夢のように思えた記憶もあります。これはどうにかしないと、と言う思いが後に成田先生との関わりになって参りますが、これは後ほどお話しいたします。 今日お話を聞いてくださる皆様は、いわゆる障害児教育との関わりはいかがでしょうか。全くはじめての方、肢体不自由は知っているが知的は知らない、あるいは蒙はわかるが???などと言う方もおられるかと思います。用語について、事前にこのくらいのところを予習お願いできれば