本県の中高一貫教育校の取組.pdfVIP

臨時増刊号 平成18年12月７日 (1) 平成18年12月７日発行 臨 時 編集人、発行人 増刊号 新潟県教育委員会 本県の中高一貫教育校の取組 高等学校教育課 １ はじめに かした体験活動等も取り入れたりするなど、 中高一貫教育校は、従来の中学校、高等学 学習面以外でも積極的に取り組んでいます。 校に加え、６年間一貫した教育を行う学校を、 本号では、以下、平成19年度に開校する直 児童や保護者が選択できるよう導入されたも 江津中等教育学校の教育方針や特色等と、既 のです。そこでは、「ゆとりある学校生活の中 に開校している県内の中高一貫教育校の様々 で、子どもたちが様々な体験を積み重ね、個 な取組を紹介します。 性や創造性を存分に伸ばしていくこと」を目 指しています。 ２ 県立直江津中等教育学校(H年４19月開校) 中高一貫教育校は、大きな可能性を持つ学 (1)教育目標 校です。本県は、平成14年度に村上中等教育 主体的に学び、豊かな人間性や創造力 学校、阿賀黎明中学校?高等学校、平成15年度 を身に付け、大志をもって世界に貢献す には柏崎翔洋中等教育学校、平成17年度には るたくましい人材を育成します。 燕中等教育学校、そして平成18年度には津南 (2)教育方針 中等教育学校を開校し、各学校は地域の大き ?Ｂｅ ａｎ ＡＣＥ！?という教育方針の な期待と注目を集めています。そして平成19 下、国際社会でリーダーとして活躍でき 年度には、新たに直江津中等教育学校を開校 る人材の育成を目指します。 します。 Ａ＝常に大志を抱き(Ａmbition[大志?夢]) これまでに設置された中高一貫教育校では、 Ｃ＝世界への貢献を目指して ６年間を見通した教育課程を編成しています。 (Ｃontribution[貢献]) そこから生まれるゆとりを生かした計画的 ? Ｅ＝活力ある行動で(Ｅnergy[活力?活躍]) 継続的な指導により、生徒の学力、個性や創 (3)学校の特色と学校運営方針 造性の伸長を目指しています。 世界に貢献する豊かな心と国際社会で ゆとりある授業時数の中で、一人一人の習 たくましく生きる力の育成 熟度等に応じた個別指導や前期課程(中学校段 地域活動やボランティア活動など、体験活 階)のうちに後期課程(高