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食品衛生法とＪＡＳ法 （農産加工食品の表示について） 伊 藤 伸 史 手はこんなに汚れています！ 適正な表示への取り組み １ 遺伝子組み換え食品やアレルギー物質などの表示違反を防止 するためには、原材料の分別管理とコンタミネーションの防止対 策を十分に実施すること。 ２ 使用する原材料の製造者が定めた規格書（商品説明書・品質保 証書等）の提出を求め、原材料原産地、食品添加物、アレルギー 物質などの情報を全製品に整理しておく。 ３ 使用する原材料に応じた、表示内容になっているか確認すること。 ４ 表示ラベルの貼付にあたって、内容及び貼付されていることを複 数人で確認すること。 ５ 平成18年５月から残留農薬のポジティブリスト制度が導入されて いることから、使用する農産物の農薬の使用履歴又は検査結果 等の提出を受けておくこと。 ６ 輸入農産物等の原材料を使用する場合は、検疫証明書等の提 供を受けておくこと。 コンプライアンス体制の整備 １ 事故発生には、人的要因と取扱（製造・加工） に関する要因があることを理解し５ＳやＨＡＣＣＰ システムなどの衛生管理の手法を導入し、計画 的に従業員教育を行うとともに生産環境の検証 を行うこと。 ２ 原材料の受け入れから出荷まで全ての工程で の作業マニュアルを整備しておくこと。 ３作業マニュアルが遵守されているか、問題はな いか、内部検証を定期的に実施するとともに、 外部検証制度を設けておくことが望ましい。 加工食品と営業許可 農家レストランは飲食店 営業の許可が必要です 菓子製造業の許可が必要です ！ 解体処理する場合は食肉処 理業の許可が必要です ！ めん類製造業の許可 が必要です ！ そう菜製造業の許可が必要です ！ 味噌製造業の許可が必要です ！ 缶詰又はびん詰食品製造業の 許可が必要です ！ 容器がガラス瓶でなければ 許可の対象とはなりません 食品の表示を所管する法律 消費者庁 JAS法 食品衛生法 商品選択 名称 食品安全の確保 製造者 賞味期限 原材料名 アレルギー 原産地 保存方法 添加物 等 遺伝子組換え 等 など 景品表示法 公正な競争 表示しなければならない事項 名称 一般的な名称を表示（商品名で はないことに注意） 期限表示 消費期限または賞味期限 添加物を含む旨 使った添加物の物質名を表示 する。用途名併記の場合あり 製造者または加工者の氏名 法人にあっては法人名 輸入者に