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環境リスク論と環境社会学-m
明治大学心理社会学研究 第6号 2011
〔原 著〕
環境リスク論と環境社会学
寺田 良一
要 約
U.ベックは,チェルノブイリ原発事故という未曾有の環境災害体験をきっかけに「リス
ク社会論」を著したが,その後のリスク社会論の中では,環境リスク自体が社会学の観点
から正面切って論じられる機会は少なかった。
本稿では,まず,環境リスクに関する議論を,「知識体系」,「価値体系」,「シンボル体系」
における「客観的,理論的,合理的」とされる専門家と「主観的,感情的,非合理的」と
される非専門家,市民の対立図式について比較検討する。ついで,環境リスクを,「確率
論的環境リスク」,「不確実性環境リスク⊥「未知・破局性環境リスク」の3つに類型化し,
それぞれの形態が要請する,問題構築の課題と,政策的課題を論じ,「包括的環境リスク
管理政策」や「包摂的,参加的,熟議民主主義」の必要性を導く。
キーワード:環境リスク,不確実性,社会構築主義,環境的公正,熟議民主主義
1.はじめに 社会が到来するという図式である。それからすで
社会学の分野で「リスク社会論」が頻繁に論じ に四半世紀を経たが,自戒を込めていえば,社会
られるようになったのは,周知のように,1986年 学や環境社会学における「リスク社会論」や「環
にU.ベックの『リスク社会』(邦訳『危険社会』, 境リスク」に関する議論はどれほど深化,進展し
たであろうか。
1998年)が刊行されて以降である。1986年のチェ
ルノブイリ原発事故が1つの契機になって執筆さ ベックの「リスク社会論」のキーワードである,
れ,その後の地球的環境危機の予兆が色濃くなり 「リスク」と「個人化」は,直接には1980年代に
つつある中で刊行された本書は,産業社会のあと ドイツ社会を襲ったいくつかの衝撃的な環境破壊
に来る「リスク社会」という問題提起を突きつけ 事件から導かれている。すなわち,越境大気汚染
た。すなわち,「富の生産と分配」が中心的な争 やそれがもたらした酸性雨によって,ドイツ人の
点である産業社会(ベックの表現では「貧困社会」) 心のふるさとである「黒い森」が枯死し「骸骨の
に対して,「リスクの生産,分配,そしてその定 森」と化してしまったこと。難分解性の有機塩素
義が主要な争点となる「リスク社会⊥ 自己内省, 化合物などの有害化学物質が北海やバルト海を広
自己再考を余儀なくされる「ポスト・モダンな」 範囲に汚染し,アザラシの大量死や魚介類の深刻
一51一
寺田 良一 環境リスク論と環境社会学
な汚染をもたらしたこと。そして,核暴走により 点としてその後それ以上に進められなかった要因
チェルノブイリ原発から大気中に放出された広島 でもあるように思われる。
型原爆500発分もの「死の灰」(放射性降下物)が, リスク社会におけるリスクの定義づけの重要性
ところかまわず欧州各地に飛来,落下し,生体濃 を説いているにもかかわらず,ベック自身は,「リ
縮され,農畜産物が汚染されたことなどである。ω スク」,特に「環境リスク」と呼びうるものの厳
このような環境リスクは,都市も農村も,貧者 密な概念規定をしていない。「被害の甚大性×生
も富者も,区別なく襲った。しかも,「死の灰」 起確率」とか,「ハザード(本来的な有害性)×
もダイオキシ
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