術中MRIを軸とした「画像情報誘導下手術」を.pdf

論　文 術中MRIを軸とした「画像・情報誘導下手術」を 可能にするインテリジェント手術室の最前線 Update on the Intraoperative MRI-based Information-guided Surgeries in the Intelligent Operating Theater of the Tokyo Women’s Medical University 1） 1） 小西　良幸 Yoshiyuki Konishi 吉光喜太郎 Kitaro Yoshimitsu 1） 1）3） 岡本　　淳 Jun Okamoto 田村　　学 Manabu Tamura 1）3） 1） 丸山　隆志 Takashi Maruyama 正宗　　賢 Ken Masamune 2） 1）3） 伊関　　洋 Hiroshi Iseki 村垣　善浩 Yoshihiro Muragaki 1） 東京女子医科大学　先端生命医科学研究所　先端工学外科学分野 2） 東京女子医科大学・早稲田大学共同大学院　共同先端生命医科学 3） 東京女子医科大学　脳神経外科 従来の脳腫瘍摘出術は外科医の経験と技術によって行われてきたが、より精度の高い手術を実現するために客観的に再現性の ある情報に基づいた手術「情報誘導下手術」を提案してきた。それを実現する場が「インテリジェント手術室」である。手術室内 にMRI 装置を設置し、2000 年3 月に初めて国産の技術で立ち上げ、2014 年末時点での摘出術が1,400例、覚醒下手術が330 例を 超えた。稼働以来、臨床現場との情報交換を重ね、医工融合の下で進化させたシステムになっている。 Up to recent time performance of the neurosurgical procedures, particularly directed on resection of brain tumors, was strongly dependent on experience and skills of the individual surgeons. To overcome possible influence of such subjective factors on results of treatment, the concept of the intraoperative MRI-based information-guided surgery