九州大学大学院 システム情報科学研究科 服部励治.PDF

液晶ディスプレイの基礎 九州大学大学院九州大学大学院 システム情報科学研究科 服部励治 液晶とは液晶とは？ •Liquid Crystal •液体と結晶の中間物質液体と結晶の中間物質 ＬＣＤ（液晶ディスプレイ） 1888年 液晶の発見（植物学者Reinitzer;オーストリア） 年 液晶の電気特性変化発見液晶の電気特性変化発見(Williams(Williams, 米米RCARCA )) 1968年 DS型、GH型LCD方式の発表（heilmaier ら,米） 1971年 TN型LCD方式の発表（Scbadtら,スイス） 1972年 液晶時計，液晶電卓の実用化（マイクロマ社、ロック ウェル社（米））ウェル社（米）） 1973年 ビフェール系液晶の発見(グレイ教授，ハル大学(英)) 1976年 電卓表示応用(Sharp) 1980年 a-SiTFT駆動LCDの試作（Dundee大学（英）） 1982年 液晶白黒TVの実用化（セイコー，カシオ） 1984年 STN （SBE）型LCD方式の開発（Schefferら,スイス） 1984年 液晶カラーTVの商品化（セイコー） 年 ハイピフョン液晶プロジェクタハイピフョン液晶プロジェクターの商品化（シャの商品化（シャープ）プ） 液晶の種類液晶の種類 棒状分子が層状構造を形成し，構成分子は互いに平 スメクティック 行配列し，層面上にほぼ垂直に並んでいる．この分子 層間の結合は比較的弱く，互いに滑りやすい．このた smectic め，スメクテック液晶は二次元的流体の性質を示す。 しかし，通常の液体に比べれば，その粘度は著しく大 きい。 棒状分子が同じく平行配列しているが，個々の分子は ネマティックネマティック 長軸方向に比較的自由に移動でき，層状構造は存在 しない。このため，流動性に富み，粘度は小さい。 nematic スメクティック液品と同様に層状構造を形成す