太陽光発電設備の規制見直しについて.PDFVIP

産業構造審議会 保安分科会 電力安全小委員会（第12回） 資料1 太陽光発電設備の規制見直しについて 平成2 ８年3月22日 新エネルギー発電設備事故対応･構造強度ＷＧ 商務流通保安グループ電力安全課 １．固定価格買取制度(FIT)による導入実績と電気事業法の保安規制 （H27.10時点） 出力等 ＦＩＴ ①のうち 技術基準 保安 電気主任 工事計画 事故 ＊２ 認定設備 導入 済み 適合維持 技術者 条件 ＊１【①】 設備 義務 規程 選任 届出 報告 2,000kW 1,438件 185件 要 要 (約2,800万 要 要 （使用前自主検査） 要＊注３ 以上 kW) (約222万kW) (選任) （使用前安全管理審査） 50kW 約3.2万件 要 ～ (約2,160万 約1.7万件 要 要 (選任・外部 不要 要＊注３ (約990万kW) 2,000kW kW) 委託) 約81万件 50kW (約2,580万 約34万件 (約800万kW) 未満 kW) （一般用 （10kW未満） 要 不要 不要 不要 不要 電気工 約94万件 約81万件 作物） (約425万 (約360万kW) kW) 注１：固定価格買取制度開始後(2012年7月)に認定された設備を指す。 注２：「導入」とは、固定価格買取制度において買取が開始された状態を指す。 注３：感電死傷事故等は対象。破損事故は５００kW以上の場合 1 ２．太陽電池発電設備に係る近年の事故等の状況 ○事業用の太陽電池発電設備による重大事故（感電死傷事故や500kW以上の設備破 損等）の報告は僅少。 ※H16FY~23FY ：0件 H24FY ：8件、H25FY ：4件 （出典：平成25年度電気保安統計） ※平成25年度4件の内訳も、落雷によるパワーコンディショナの故障2件、雪による支持物（架台）破損1 件、作業中の感電負傷1件。 ○他方、昨今の自然災害に伴い、パネル飛散、架台倒壊、設備水没など、公衆安全に影響 を与える重大事故が発生。特に事故報告対象外の小規模設備での損壊事故が顕在化。 ※九州では、台風15号によるパネル飛散に伴い、近隣家屋等を損壊する事案が複数件発生。 ※鬼怒川決壊時には、水没した太陽光パネルによる感電の危険性が想定されたことから、業界団体及び 当省より注意喚起を実施。 【本年６月：群馬県 突風被害】 【本年８月：九州 台風15号被害】 【本年９月：鬼怒川 決壊被害】 （設備出力400kW） （設備出力1,990kW） （設備出力800kW）