给水装置工事施行基准.PDFVIP

給水装置工事施行基準 香芝市水道事業 目的 第１条 この施行基準は、水道法（昭和３２年法律第１７７号）及び水道法施行令（昭和 ３２年政令第３３６号）に定めるもののほか、香芝市水道事業給水条例（昭和４４年条 例第１２号）並びに香芝市水道事業給水条例施行規程（昭和４４年水道事業管理規程第 ３号）に基づいて施行する給水装置の設計及び施工に関する基準を定め、給水装置工事 の適正な運用を図ることを目的とする。 用語の定義 第２条 この施行基準において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるとこ ろによる。 (1) 配水本管 配水池又は中継ポンプ場を起点とし、基幹管路の役割で市内全域に安定し て配水する水道管でφ３００以上のものをいう。 (2) 配水管 配水本管を経由して、給水区域に配水するために布設した水道管及び開発等 で布設され譲渡を受けた水道管でφ５０～φ２５０のものをいう。 (3) 配水支管 配水管から分岐して２箇所以上に給水するために設けたφ４０以下の水 道管をいう。 (4) 給水管 配水管又は配水支管から分岐サドル、割丁字管などで分岐し、各家庭や事業 所などの需要者に供給するために布設した水道管をいう。 (5) 給水装置 給水管及び給水管に直結するサドル付分水栓、不断水分岐用割丁字管、止 水栓、給水栓及びメーターをいう。ただし、配水管から分岐し、一旦水槽に貯め、吐 水口空間によって配水管を流れる水との水利的な一体性が失われて給水される受水槽 以下の給水設備は、給水装置に該当しない。 (6) 計画使用水量 給水装置工事の対象となる給水装置に給水される水量をいい、給水装 置の給水管の口径の決定等の基礎となるものをいう。 (7) 計画１日使用水量 給水装置工事の対象となる給水装置に給水される水量であって、 １日当たりのものをいい、受水槽式給水の場合の受水槽の決定等の基礎となるものを いう。 給水装置工事の種別 第３条 給水装置工事の種別は、次に定める区分によるものとする。 (1) 新設 新たに給水装置を設けること。 (2) 改 現にメーターが設置され、メーターの増・減径を伴わない既設給水装置 の一部又は全部を変更すること及び、メーターの増・減径を伴う給水装置の口径を変 更すること。 (3) 修繕 給水装置の破損個所を修理すること。 (4) 撤去 既設給水装置を廃止する場合及び、給水装置を分岐部から撤去すること。 (5) 先行分岐 開発地等において、先行的に給水装置の布設工事等を行うこと。 (6) 臨時 工事現場等で、期間を限定して上水道を使用するために給水装置を設置する申 込で、目的が終えれば原則撤去（廃止）。 基本調査 第４条 香芝市指定給水装置工事事業者（以下「指定工事業者」という。）は、給水装置工 事の依頼を受けた場合は、現地及び図面等で調査を行い、次の各号について確認する。 (1) 付近の配水管及び給水管の布設状況 (2) 撤去、改の場合は既設の給水台帳 (3) 給水装置が設置される土地 （道路等も含む）、建物所有者 (4) 工事申込者（以下「申込者」という。）が必要とする水量、水圧 (5) 設置場所に適応した器具、材料及び適切な配管位置 (6) 止水栓及び水道メーターの位置 給水方式の種類 第５条 給水方式は、直結直圧式と受水槽式の２種類とする。 (1) 直結直圧式給水 イ 配水管の水量、水圧等の供給能力の範囲で給水する方式をいう。 ロ 配水管の管径、水圧が使用水量に対して十分な場合は、これによる。 ハ 給水管の途中に増圧給水設備（直結増圧式）を設置する方法は認めない。 ニ 地上３階建ての建築物の直結直圧給水が可能な場合は、次の条件を全て満たす場 合とする。 ａ ３階部分に主たる生活用の給水（風呂・台所等）が無いこと。 ｂ ３階部分の配管は別系統であること（口径はφ２０以上）。 ｃ 一戸建て住宅であること（ハイツ・店舗等は不可）。 ｄ メーター口径がφ２０以上であること。 ｅ 誓約書を添付すること。（第