医疗法人圭成会.PDFVIP

全国郡毒探訪～ウロ記者が行く～ 医療法人圭成会 故・神崎政裕先生は、1977年に大 ● 分県で初めて経尿道的前立腺摘除術 （TURP）を実施した。1987年には、当時 最先端医療であった体外衝撃波結石破 、】 砕術（ESWL）の導入に踏み切った。こ れらの手術は、いずれも従来の手術と比 べて低侵嚢であり、患者さんの負担が 少ない、いわば“患者にやさしい医療” である。病院の基本理念である「安全で、 温かな、患者指向の医療」は、低侵襲の 大分泌尿器科病院は、1974年に最先端の医療を早期から積極的に導入 泌尿器科単科のクリニックとして開 する姿勢からもうかがえる。 設され、1979年に増床に伴い現在 さらに2011年には前立腺肥大症に対 の名称に改称された。神崎正徳先生は、 する前立腺レーザー蒸散術（PVP）を導 2009年に創設者の故・神崎政裕先入した。神崎正徳先生（以下、神崎先生） 生に代わって理事長・院長に就任し は、「米国では10年ほど前から行われて た。政裕先生の時代から変わらず引 いて着目していました。2011年6月の保 き継がれているのは「安全で、温かな、 険適用を待ち、同年10月にPVP治療装 患者指向の医療」をめざす同病院の 置を導入しました。国内でも5施設日で 基本理念だ。今回は、大分泌尿器科 あったと聞いています」と述べ、いち早 病院の沿革、現在の診療内容、病院 くPVPを導入した経緯を明らかにした。 独自の“単独主治医制”、地域医療へ ／ の貢献などについて、二代目院長の 神崎正徳先生にお話をうかがった。 大分泌尿器科病院では尿路結石の患 者数が多く、ESWLが同院の診療の柱 の1つとなっている。ESWL施行例数は あり、すでに年間400例を超えている。