第4学年1组道徳学习指导案.PDFVIP

伯耆町立岸本小学校及び県小教研西伯郡部会道徳教育部会 研究会指導案 （平成２２年１１月２２日伯耆町立岸本小学校） 第４学年１組 道徳学習指導案 １ 主題名 正直な心 ２ 資料名 「新次のしょうぎ」（文溪堂「４年生のどうとく」） ３ ねらい 正直に明るい心で生活しようとする心情を育てる。 〈内容項目 １－( ４) 正直誠実・明朗〉 ４ 本校のめざす「岸本の子ども」とのつながり うそやごまかしがあると、不安で暗い気持ちになってしまうものである。明るく振る舞おうとして も、どこか落ち着かず、沈んでしまう。明るく楽しい生活を送るためには、正直に話したり、誠実に 行動したりすることの爽快さを感じ、正直に生活していこうとする心情を育てることが大切である。 このことは、本校のめざす「たくましくのびゆく心」を育てることにつながると考える。 ５ 主題設定の理由 うそをついてはいけないことや、正直であることの大切さは、だれもが知っているごく当たり前の ことである。しかしながら、実際の生活の中では、「叱られたくない」「自分が損をしてしまう」等の 思いから、自分に正直に行動できずに、うそをついたりごまかしたりしてしまうこともある。その場 をごまかして自分の立場を守っても、不安や後ろめたい気持ちが残り、後悔することになる。そこで、 自分に正直に行動できた時の爽快感や充実感を感得するとともに、正直に行動することは、人との信 頼関係を深めていくことにつながることも考えていきたい。正直である行動が明るい気持ちにつなが り、正直に明るい心で生活しようとする心情を育てることが大切であると考える。 本学級の児童は、明るく活発で、休憩時間には友だちと一緒に仲よく遊ぶ姿がたくさん見られる。 また、友だちのよいところを認め、運動会や発表会等の行事では、協力して勝利や成功をめざそうと する児童が多い。その反面、自分が得したい気持ちが先に立ち、うそをついたりごまかしたりする場 面もみられる。その際、素直に自分から過ちを認める場合もあるが、損得の感情や責任転嫁などから、 都合の悪いことはごまかしたり話したがらず隠そうとしたりする場合もある。その場は得をしたり自 分の立場を守ったりしても、不安や後悔が残ることを感じ、自分に正直に明るく生活しようとする心 を育てていくことが必要である。 本資料は、将棋に勝ちたいあまり、つい不正をしてしまい、後悔の念にさいなまれる「新次」を描 いている。指導にあたっては、まず、うそをついたりごまかしたりしてしまいそうな時はどんな時か を考えることで、ねらいとする価値への方向づけを図る。場面ごとに揺れ動く「新次」の気持ちを考 えることで、つい不正をしまった心の弱さや、その後の不安や後悔に十分共感させ、ねらいとする価 値に迫りたい。その際、「伊三郎おじさん」の誠実で明るい人柄をおさえることで、より「新次」の 心を深く考えられるようにしたい。展開後段では、自分の体験とを照らし合わせながら、自ら気づき、 発表できるよう考えさせていきたい。 ６ 他教科・他領域などや日常生活との関連 日常生活 道徳（６月） たくましくのびゆく心 ・係活動 正直に生きる １－（４） ・飼育活動 道徳の時間 「「正直」五十円分」 ・登下校 正直な心 １－（４） ・朝読書 「新次のしょうぎ」 学級活動（４月） ・給食時間 ４年生になって ・休憩時間 ・掃除時間 心のノート中学年 ・朝の会 Ｐ２４～２７ ・帰りの会 学校行事 ・宿泊学習 ・運動会 ・森林教室 ・マラソン大会 ・ふれあい音楽会 ・学習発表会 ７ 準備 副読本、場面絵、ワークシート