第6学年1组体育科（保健）学习指导案平成21年6.PDFVIP

第６学年１組 体育科（保健）学習指導案 平成２１年６月９日（火）第４校時 授業者 Ｔ１ 教 諭 Ｔ２ 養護教諭 １ 単元名 病気の予防 「薬物乱用の害」 ２ 単元の目標 ・病気の起こり方と予防の方法について関心を持ち，進んで課題を見つけたり，主体的に自分 の生活を改善したりしようとする。 （健康・安全への関心・意欲・態度） ・喫煙や飲酒，薬物乱用のきっかけについて知り，それらへの効果的な対処法を考えることが できる。 （健康・安全への思考・判断） ・たばこや酒，薬物が身体に及ぼす影響について知り，喫煙，飲酒，薬物乱用によって健康を 大きく損なうことがわかる。 （健康・安全への知識・理解） ３ 単元について どんな病気にも，その病気を起こす原因がある。どうしたらその病気を防ぐことができるか は病気にかかった原因を調べるとその方法が見えてくる。そこで，本単元は，まず，病気の一 般的な起こり方について学習し，その上でいくつかの代表的な病気とその起こり方について詳 しく知り，それぞれの予防のしかたを考えることができるように構成されている。加えて，た ばこ・酒・薬物は利用を誤ると病気のもととなるため，その防止についても学習できるように 位置づけられている。特に近年，小学校にも取り入れられている薬物乱用防止教育に関する内 容については，児童にとって今は身近なものではないかもしれない。しかし，小学校の段階で 薬物に関する正しい知識やその恐ろしさを学ぶことが，今後，中学校や高等学校等で学ぶ際の 土台となり，これからの人生において重要な単元であろう。 ４ 児童について 男子１５名，女子１４名，計２９名の学級である。非常に明るく元気な児童が多く，体育で 体を動かすことはもちろん好きだが，教室や保健室で行われる保健の授業でも非常に意欲的に 取り組む様子が見られる。 本時で学習する薬物乱用については，今の児童にとっては当然，接点がなく身近なものでは ないためイメージしにくいものかもしれない。しかし，薬物乱用の低年齢化などの問題からも， 小学６年という今の時期から薬物についてしっかり学習しておく必要がある。また，ロールプ レイは本単元での実施が初めてで，喫煙，飲酒で経験し，薬物乱用を断る今回のロールプレイ が３度目となる。 ５ 指導について 病気を予防するためには，まずその病気の起こり方や予防の方法などをよく知ることが重要 である。そして，児童自らがその病気に関心を持ち，主体的に健康な自分の生活を維持する， または改善していく必要がある。児童にそのような態度を育てていくため，また，本校の研究 主題「思いをふくらませ，学び合い高め合う子どもの育成～連続的な学びの中で～」に迫って いくために次の２点に力を入れ，指導していく。 (1)ロールプレイを活用した授業展開 たばこ・酒・薬物を勧められた時に，効果的な断り方ができるように教師とロールプレイを 行う。単に断り方を考えて終わるのではなく，実際に勧められるという体験をすることで，た ばこ・酒・薬物に対して「自分は吸わない，飲まない，やらない」という強い気持ちを持たせ たい。また，仲間の断り方を聞き，自分の考えと比較することで，より良い断り方を考えさせ ていきたい。 (2)養護教諭とのＴＴでの指導体制 教科書やビデオからわかる内容を担任が，命や健康に関わる専門的内容を養護教諭が指導し ていく。専門的内容を養護教諭から聞くことで病気の予防に関する関心を高め，より真剣に病 気と向き合うことを期待したい。また，単に薬物の恐ろしさを植えつけるのではなく，必要な 情報をしっかり提示したうえで，児童が選択行動をとれるようにしたい。そのためにロールプ レイも２人態勢で行い，全員に体験させることで，その効果を高めたい。 ６