文京区立小中学校食育推进计画.PDFVIP

文京区立小・中学校食育推進計画 平成２４年３月 文京区教育委員会 文京区立小・中学校食育推進計画 目 次 １ 計画策定の背景 2 ２ 児童・生徒の課題と実態 2 ３ 食育推進の基本的な考え方 3 ４ 食育の目標 3 ５ 具体的な取り組み 4 （１）指導計画の策定 4 （２）校内体制の整備 4 （３）学校及び教育委員会での取り組み 4 （４）家庭、地域との連携 6 資料編 9 食育推進のための組織図（例） 10 食育推進チームの構成図（例） 11 個別指導体制図（例） 12 食に関する指導の全体計画（例） 13 食に関する指導の年間計画記入例（学年別） 15 給食の時間における食に関する年間指導計画（例） 23 各学年の食に関する指導の目標 25 特色のある食育事例 26 各教科及び学級活動時間における学習指導案 28 給食だより（例） 49 給食献立表（例） 54 文京区立小・中学校食育推進計画策定委員会設置要綱 60 文京区立小・中学校食育推進計画策定委員会 開催状況 61 文京区立小・中学校食育推進計画策定委員会 委員名簿 62 参考資料 63 1 京区立小・中学校食育推進計画 １ 計画策定の背景 平成１７年６月、現代社会における食をめぐる危機的な状況の解決に向け国民 運動として食育に取り組むため「食育基本法」が制定されました。また、平成１ ８年３月には、「食育基本法」を踏まえ、国において「食育推進基本計画」が策定 され、東京都においても、同年９月、東京の食育を推進するための基本的な考え 方と具体的な施策を示した 「東京都食育推進計画」が策定されました。 一方、文京区では、平成１９年度、近年の岩井学園の入園児数減尐や施設の老 朽化の進行を背景として、｢文京区立岩井学園検討委員会｣を設置し、今後の健康 教育のあり方として、区外施設での健康教育の見直しが示されました。続いて、 平成２０年度には 「文京区健康教育推進委員会」を設置し、岩井学園を閉園し、 区内で健康教育を推進していくとの方針が示されました。その後、平成２１年度、 「文京区健康推進事業検討委員会」を設置し、区内における健康教育の具体的な 方法を検討し、その検討結果のなかで、食育を積極的に推進していくため、学校 における食育推進計画を策定することが掲げられました。 これらのことを背景として、「文京区立小・中学校食育推進計画」を策定するこ とにしました。 ２ 児童・生徒の課題と実態 小学生から中学生までの学齢期は、知識や技術を学びながら保護者に依存した 食生活から徍々に自立し、食事の選択、判断など自分で食生活を選択することが 増えるに従って、食に関する興味や関心を高めていくことが可能となる時期です。 しかし一方で、依然として保護者のしつけの下での食事が必要な時期ですが、現 状では丌規則な食生活や孤食、偏食が問題となっています。そのためこの時期に は、食を大切にする心を養い、望ましい食習慣や知識を習徔する食に関する自己 管理能力を育成することが必要とされます。 また、生産者とふれあう機会が尐ない児童・生徒たちが食の大切さを実感し、 健全な食生活の実践力を身に付けていくためには、食材がどうやってできるのか、 どこで、誰によって作られているのかなどについて生産体験や学校給食の食材を 通じた生産者などとの交流体験から学ぶ機会が欠かせなくなっています。 こうした学齢期にある文京区の児童・生徒については、平成２２年度の「食に ※１ 関する指導の全体計画」 から、次のような特徴がみられます。 ※１ 毎年度、各小・中学校で作成している食育に関する計画。 ○ほとんどの児童・生徒が朝食を食べているが、その栄養バランスは十分とは 言えない。 ○野菜嫌いの偏食傾向の児童・生徒がいる。 ○