境港市観光协会.PDFVIP

住民が共に育てる 鳥取県 境港市 観光まちづくり 事例 境港市観光協会 26 “妖怪のまち”を支える“観光協会”の観光まちづくり 境港市は広い世代に親 しまれている 「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木 しげる氏の出身地。「妖怪」をモチーフとしてまちの魅力を全面に押 し 出した観光まちづくりが行われている。平成 5 年水木 しげるロードが オープンし、近年ではNHK 朝の連続テレビ小説 「ゲゲゲの女房」放映 といった追い風もあり、平成 22 年、23 年には中国 ・四国地区の宮島 や倉敷 と同程度の 300 万人規模の入込客数を2 年連続で達成した。こ うした 「妖怪のまち」の賑わいづくりを支えているのは境港市観光協 会のアイディア、行動力があればこそなのである。 桝田 知身氏 （ますだともみ） 「私は民間出身で常に数字を意識 していたので、数字が落ちたら、 平静な気持ちではいられない」と境港市観光協会会長の桝田氏は言 う。 境港市観光協会会長。昭和 16 年広島県生まれ。大学卒業後、 数字 （＝入込客数）を落 とさないために、ユニークなアイディアや企 運輸会社に入社。定年を迎えた 画を連発 し、観光客に 「飽きられない」工夫をする。こうした取 り組 境港市で平成 16 年から現職と 併せて、水木しげる記念館館長 みはマスコミからも注目され、結果的に広報してもらえる仕組みをつ に就任 （平成 21 年まで）。民間 くりだしている。成功の裏には、民間企業で培った感覚 と、斬新な発 出身の感覚で境港の観光まちづ くりに取り組む 想による取 り組みがある。 取組主体 境港市観光協会 （/） 設 立 年 平成 9 年 （1997 年） 住 所 鳥取県境港市竹内団地 255-3 電話 0859-47-3880 FAX 0859-47-3885