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493 特集・最近の接触問題とトライボロジー 接触問題の基礎と 新　　田　　　　　　勇 新潟大学 工学部機械システム工学科 最近わかってきたこと 原稿受付　2004年11月2日 “トライポロジスト”　第50巻　第7号 (2005) 493～498 耐剛性が求めらixixぱ有益である. 1.は　じめに 以下に,筆*が考えている接触面剛性の解釈に 修士の時に与えられた研究テーマが接触面剛性 ついて説明する. (接触剛性とも呼ぶ)だったことで.筆者はトラ 2.接触面剛性とは イボロジーの世界に入った.それ以来,接触面剛 性を完全に理解すること,およびその知識を二l二学 的に応川することを目指して研究生活を送ってき 2は接触面の・il屯と変位の関係を模式的に示した た.今II,表題のテーマで解説記事を書くようにものである.接触面に荷虫を加えると,接触面に 仰せつかったが,話を主に接触面剛性という分野 ある微′ト突起の弾塑性変形のために,変位は図の に限定し,この-)j面の現状と展望!を示したい. fl荷l的線に沿って変化する.ここで,変位は接触 接触面剛性すなわち接触面のtff重と変位の側 面が存在することにより余分に生じる変位である. 係りを測定した初期の例を図1に示す.これらの したがって,接触面が存在しなければこの変位は 測定値をもとにして実験式を作る努力は,すでに ない.あるWftPlで除荷を行なうと除w・再負 当時から行なわれていた.それは.接触的目刺性を fォJl的線に治って変位は減少する.荷重0の点で残 機械の設計に組み込むためである.接触Iffl剛性のった変位は突起の塑性変形のためである.柑び荷 研究論文2)が発表されてから的40年が経過する.並を増加させると除荷・再iJl荷曲線に拾って変位 しかL　未だにその機構が完全に理解されたわけ が増加し, P-を過ぎるとfl荷曲線に沿って変位 ではない.その証拠に,接触耐剛性はいまでも機 が相加する. p,より除荷を行なうと,別の除 械の設計に応用できてはいない3).もしも,接触 面の形状を測定するだけで,突放をしないで接触 rL4 I() ミ LOADING SEQUENCE ヽ 9 亡= c Loaded to 2 ton f/in 8 Unloaded to 0.01 ton f/in 良三 Q= 7 qLJ L_ Loaded to 5 ton f/in- 6 戻 ∽ Unloaded to 0.01 ton f/in 巴 5 ±ヨ Loaded to 10 ton f/in 1J 4 U U山oaded to 0 td 3 q.) 2 I : Loading 曽 I 。 : Unloading 1ノ -lt E=≠ 0 O　2(朔　4∝) (ヌX) 800 10001200140016001800 Deflection nomlal tojoint A NiiKauiさ・:サit・_・Isi. a　〃!′//蝣/川It;i..・!1..niin;it;i u ac.jp hey Words : WJ-ft,JL・H mil〟′・/. I llll仙./さ/Itilt,サ-.机/fineト、. iniijlun 、、