名古屋检疫所中部空港检疫所支所感染症情报第-厚生劳动检疫所.pdfVIP

中部空港検疫所支所 感染症情報 92 号 平成 29 年 7 月 18 日発行 ６０６０ 名古屋検疫所 中部空港検疫所支所 感染症情報 第 92 号 ～目次～ 1. 検疫感染症とは 2 2. 検疫感染症の発生動向 3 (1) エボラ出血熱の発生状況について3 (2) ジカウイルス感染症の発生状況について6 (3) 鳥インフルエンザ A （H7N9）の発生状況について 13 (4) 中東呼吸器症候群（MERS）の発生状況について 17 3. その他の感染症情報 23 (1) 黄熱の発生状況について 23 (2) 麻しん（はしか）の発生状況について 29 4. 夏休みにおける海外での感染症予防について 35 (1) 海外へ渡航されるみなさまへ 35 (2) 蚊に刺されないようにするには 37 (3) 食べ物・水にご注意を 40 5. 検疫所からのお知らせ 41 今号の主な情報の対象地域及び内容について 【ヨーロッパ】 【中国】 【日本】 麻しん 鳥インフルエンザ A （H7N9） 麻しん 【コンゴ民主共和国】 【サウジアラビア、レバノン】 【ブラジル、南米】 エボラ出血熱 中東呼吸器症候群 黄熱 ※国内感染・輸入感染にかかわらず、発生が報告された国・地域を対象としています 1 中部空港検疫所支所 感染症情報 92 号 平成 29 年 7 月 18 日発行 ６０６０ 1. 検疫感染症とは 検疫法は、「国内に常在しない感染症の病原体が船舶又は航空機を介して国内に侵入することを防止す る」ことを目的としています（検疫法第一条）。 「国内に常在しない感染症」は、検疫法第二条及び検疫法施行令第一条で具体的に定められています。 これらの感染症を「検疫感染症」と呼びます。 またこれらの感染症は同時に、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 （感染症法） においても取り扱いが指定・分類されています。 検疫所は、検疫感染症が国内に侵入しないようを監視するとともに、海外での検疫感染症の発生動向に常 に注目しています。 本誌「中部空港検疫所支所 感染症情報」は、名古屋検疫所及びその支所・出張所と関係が深い事業所 の皆さま向けに、検疫感染症及びその他注意が必要な感染症について最新の情報をお届けします。 【検疫感染症の一覧】（平成 29 年 7 月 18 日時点） 検疫法上の 感染症法上の 検疫感染症 分類 分類 エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、ペスト、 第二条 第一号 一類感染症 マールブルグ病、南米出血熱、ラッサ熱 新型インフルエン 新型インフルエンザ等感染症 第二条 第二号 ザ等感染症