中央会情报97030爱知県国民健康保险团体连合会.docVIP

国保情報 発行：公益社団法人　国民健康保険中央会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-35 TEL 03(3581)1777 　 FAX 03(3581)6820 〔今号のニュース〕 ○24年度決算などを承認／国保中央会理事会 ……………………………………（１頁） ○国保都道府県化の是非、明記せず　地方６団体統一見解 ……………………（１頁） ○「都道府県単位化など検討」　国保保険者で骨太素案 ………………………（１頁） ○社会保障費削減「一律ではない」　厚労相 ……………………………………（２頁） ○国保への2200億円、26年度から実施を／全国市長会決議 ……………………（２頁） ○「ＫＤＢの活用を」健康づくりで／中村国保課長 ……………………………（３頁） ○医療情報の活用へ工程表作成／規制改革会議 …………………………………（３頁） ○健康増進計画、市町村国保らに要請／競争力会議 ……………………………（３頁） ○成長戦略　健康?予防サービス民間参入促進へ ………………………………（４頁） ○広域連合長会議　保険料軽減拡大を要望 ………………………………………（４頁） ○国保料?税軽減分の25％／総務省が繰出し基準 ………………………………（５頁） ○請求書事前審査機構　11月目途に設置／患者と柔整師の会 …………………（５頁） ○住所地特例に「サ高住」追加検討へ／厚労省 …………………………………（６頁） ○介護　効率化?重点化の方向性も／国民会議に意見 …………………………（６頁） ○３党協議、平行線のまま　民主党「抜本改革」譲らず ………………………（７頁） ○死亡数125万人に　終末期医療など課題に／人口統計…………………………（７頁） ○国保中央会の動き …………………………………………………………………（８頁） ●24年度決算などを承認／国保中央会理事会 　国保中央会は７日、定期理事会を開き、24年度中央会事業報告?決算、規程の一部改正の３議案を審議し、承認した。同議案を27日の総会で諮る。冒頭挨拶した岡﨑誠也会長（高知市長）は、社会保障制度改革国民会議など中央での制度改革の動きを紹介するとともに、低所得者対策として消費税増税時に投入される2200億円の公費以外に、新たな財政支援策を求めていく考えを示した。 また中央会は、次期国保総合システムの基本的考え方なども報告。中央会は29年５月の機器更改に向け、利用者（国保連合会?保険者）からみた問題点を可能な限り解消する方針で、国保連合会の運用コスト削減や保険者?審査委員などへのサービスレベル向上をめざす。６月から国保連合会職員を新たに派遣してもらい、レセプト電算部内に次期国保総合システム開発室を設置するなど人的体制も強化している。 ●国保都道府県化の是非、明記せず　地方６団体統一見解 　全国知事会、全国市長会、全国町村会など地方６団体は５日、首相官邸で開かれた「国と地方の協議の場」で、社会保障制度改革国民会議で議論されている国保の保険者を市町村から都道府県に移管する「都道府県化」に関連して、「国保の構造的な問題を抜本的に解決し、将来にわたり持続可能な制度を構築することとした上で、国保の保険者のあり方について議論すべき」とした文書を提示した。 都道府県化の是非は明確にしておらず、慎重な知事会と積極的な市長会?町村会の双方に配慮した文言といえそうだ。地方６団体として国保保険者の問題に言及したのは初めて。 　山田知事は会議後、記者団に対し「一定の責任を負う覚悟はあると申し上げた」と語った。知事会によると「山田会長は知事会の従来のスタンスから変えていない」としている。知事会は先月の社会保障審議会医療保険部会で「保険者を都道府県とするだけでは、問題を先送りするだけで、持続可能な制度の構築にはほど遠い」（福田富一?全国知事会社会保障常任委員会委員長、栃木県知事）などと、都道府県化ありきの国民会議の議論に異論を唱えていた。 ●「都道府県単位化など検討」　国保保険者で骨太素案 　政府は６日の経済財政諮問会議で、中長期的な経済財政運営の方向性を示した「骨太の方針」の素案を提示した。社会保障の重点化?効率化項目の中で、「国保の都道府県単位化などの保険者のあり方について検討を進める」との文言を盛り込んだ。14日に閣議決定する方針。 　社会保障制度改革国民会議の委員が提案している国保保険者の「都道府県化」は、全国知事会が難色を示しているほか、政府内でも慎重な意見があり明記しなかった。 　素案策定に関わった政府関係者は本紙の取材に対し、「この書きぶりは、厚労省が進めている財政運営の都道府県単位化ともとれる」と話した。今後、この問題は国民会議で話し合われる