瀉下薬分析课件.pptVIP

【用量】6～12g 【配伍】 1.火麻仁を加える：腸燥便秘、大便困難および習慣性便秘。 2.桑白皮?赤小豆?白茅根を加える：水腫腹満。 3.木瓜を加える：脚気浮腫。 4.薏苡仁を加える：心腹満悶、二便不通、気急喘息。 【処方】 五仁丸。 【説明】 郁李仁は辛開苦降、多脂滑利であり、水道を宣通して利尿するだけではなく、降泄下気?潤滑大腸による通便導滞の作用を持つため、気滞腸燥による大便不通に常用されている。四肢の浮腫、腹水脹満、脚気で小便不利を伴っている者にも使用することができる。『本草便読』には「専ら潤降を主り、大腸を通じ、燥結を潤し、一切の水閉?風閉?気閉などの症を導く」と記載されている。 郁李仁と火麻仁はどちらも潤滑大腸の効能で燥結を潤滑するため、腸燥便秘には相須として通便の治療効果を強化して使用される。ただし郁李仁は降泄下気の効能を持ち、通便利水することができるが、補益の性質は持っていないため、実証の便結を主治する。例えば精虧血燥による便秘であれば、滋養薬と配伍して使用される。火麻仁は滋潤の効能を持つため、虚している者や老人、産後などの津虧血燥便秘に常用される。また動物実験により、二者ともに顕著な血圧低下作用を持っていることが表明されている。 3、松子仁　　まつしにん 【性味】苦、温 【帰経】 【効能】 1.潤腸通大便 2.治痔疾 【応用】 1.便秘：腸燥によるもの 2.痔疾 【用量】6～9g 第３節峻下逐水薬  1、甘遂　かんつい 【性味】苦、甘、寒、有毒。 【帰経】肺、腎、大腸。 【効能】 1.瀉水逐飲。 2.消腫散結。 【応用】 1.身面浮腫。 2.大腹水腫。 3.胸腔積液。 4.腸閉塞。 5.腸腔積液の多い者。 6.風痰癲癇。 7.癰腫瘡毒。 【用量】 本品の有効成分は水に溶けないため、丸剤や散剤に入れた方が良い。毎回0.5～1g。酢製すれば毒性および瀉下作用を低下させることができる。外用には適量を生で使用することが多い。 【禁忌】 虚弱な者、および妊婦には禁忌である。また甘草に反する。 【配伍】 1.牽牛子を加える：水腫腹満。 2.大戟?芫花?大棗を加える：胸腹積水。 3.大黄?芒硝を加える：水飲と熱邪が結聚して引き起こされた水飲結胸。 4.大黄?厚朴?桃仁を加える：重症の腸閉塞、腸腔積液の多い者。 5.朱砂を加える：甘遂末を豚の心臓内に入れて焼き、朱砂の粉末とともに丸剤にして服用すると癲狂驚癇を主治する。 【処方】 1.十棗湯。 2.大陥胸湯。 3.甘遂通結湯。 【説明】 甘遂の瀉水の力は非常に激しく、服用後には連続した瀉下を起こし、貯留した水飲を体外に排出させる。単味で使用することもできるが、一般には他の逐水薬と同時に使用する。癰腫瘡毒の治療には、甘遂末を水で調製して外用すれば、消腫散結の作用を得ることができる。また本品は有毒であるため、李時珍は「過服してはならない。効果が現れたらすぐに服用を停止する」と警告している。 2、京大戟　きょうたいげき 【性味】苦、辛、寒、有毒。 【帰経】肺、腎、大腸。 【効能】 1.瀉水逐飲。 2.消腫散結。 【応用】 1.身面浮腫。 2.大腹水腫。 3.胸脇積液。 4.熱毒癰腫瘡毒。 5.痰火凝聚による瘰癧痰核。 【用量】 1.5～3g。散剤では毎回1g。酢製すれば毒性を低下させることができる。 【禁忌】 虚弱な者および妊婦には禁忌である。また甘草に反する。 【配伍】 1.大棗を加える：一緒に煮て大棗を食べると水腫を治療することができる。 2.甘遂?芫花を加える：大腹水腫、胸腔積液。 3.朱砂を加える：外用で癰腫瘡毒、瘰癧痰核を治療する。 【処方】 1.十棗湯。 2.舟車丸。 3.紫金錠。 【説明】 大戟は攻逐水飲に優れており、効能は甘遂と同様であるが薬力はやや弱い。現代研究により、その主な作用は激しい下痢を引き起こして水分を排出することにあり、顕著な利尿作用はないことが明らかになった。重症の水腫脹満、胸腹積水、胸腔積液、肝硬変性腹水、住血吸虫性腹水などの治療に使用することができる。本品の性は峻烈で有毒であるため、身体が丈夫でなかったり、元気が充実していない者には軽々しく投与してはならない。 3、芫花　げんか 【性味】辛、苦、温、有毒。 【帰経】肺、腎、大腸。 【効能】 1.瀉水逐飲。 2.祛痰止咳。 3.外用で殺虫療瘡。 4.抑菌。 5.利尿作用 6.鎮静、鎮咳、去痰。 【応用】 1.身面浮腫。 2.大腹水腫。 3.胸腔積液。 4.慢性気管支炎