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日本の温泉について 2011年10月 温泉についての紹介 火山帯と地震に伴い、温泉が日本全国いたるところにあるのだ。だから、日本は世界一の温泉大国と呼ばれ、世界で大変な人気を呼んでいる。 日本ではさまざまな泉質の温泉があり、昔からけがや病気を治すためにも温泉は利用されてきた。 今回は温泉についてご紹介しましょう。 温泉の種類 単純温泉：無色透明、無味無臭、含まれる成分が少く、万人向けの温泉。 硫黄泉：白から微黄色、卵の腐ったような硫黄臭があり、美人の湯とも呼ばれる。 塩化物泉：ナトリウム(钠)が含まれる温泉。 含アルミニウム泉：アルミニウム（铝）を主成分とする温泉。 含鉄泉：鉄を含む温泉。湯の色は茶褐色だ。 含銅·鉄泉：銅及び鉄を含む温泉。湯の色は黄色だ。 酸性泉：水素イオン(氢离子)を多く含む強い酸性の温泉（PH3以上）。 二酸化炭素泉：無色透明で炭酸ガスが溶け込んだ温泉だ。 炭酸水素塩泉：アルカリ（碱）性の湯。 硫酸塩泉：硫酸塩が含まれる。 放射能泉：微量のラドンラジウムが含まれる。 日本の様々な名湯温泉（1） 規模を誇る「三大湯」大分県の別府(べっぷ)温泉、静岡県の熱海(あたみ)温泉、岐阜県の下呂(げろ)温泉。 効能が高く湯治場として知られる「三大薬湯」群馬県の草津(くさつ)温泉、兵庫県の有馬(ありま) 温泉、新潟県の松之山(まつのやま)温泉 。 温泉について 温泉（おんせん）とは、地中から湯が湧き出す現象や、地下水が湯となっている状態、またはその場所を示す用語です。その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれています。 温泉といえば、一般的に熱いお湯を想像しますが、日本の温泉法の定義では、必ずしも水の温度が高くなくても、普通の水とは異なる天然の特殊な水（鉱水）やガスが湧出する場合に温泉とされることがあります。 温泉巡り 日本で最もポピュラーな旅は、温泉を巡る旅である。そもそも温泉巡りは、湯治の習慣に始まった。素朴な山奥の秘湯からいくつもの宿が並んだ温泉郷まで2000あまりもの温泉に巡まれている日本では、湯治はもっぱら入浴法によるもので、しかも持病の治療というだけでなく、日頃の疲労恢復をも兼ねて気軽にでかけられる、もっとも庶民的なレクリエーションの一つだった。 日本温泉百選 日本温泉分布 名高い温泉(1) 別府温泉：日本一の規模を誇る別府温泉郷。湧出量は日本一、世界二 (湧出量世界一はアメリカのイエローストーン国立公園） 。源泉数は約2850本。町のあちこちから湯煙が立ち上る。阿蘇から島原へ続く火山活動によって生じた断層が、別府に豊富な温泉をもたらしたとか。その象徴が「別府地獄めぐり」。別府の町を歩けば、自然の威力にひたすら圧倒される。 別府八湯：別府、鉄輪（かんなわ）、観海寺（かんかいじ）、明礬（みょうばん）、亀川（かめがわ）、柴石（しばせき）、堀田（ほりた）、浜脇（はまわき）。 別府温泉 名高い温泉(2) 熱海温泉：かつては「東の熱海、西の別府」と謳われた、わが国を代表する巨大温泉地。 　　熱海七湯（大湯、小沢の湯、野中の湯、佐治郎の湯、河原湯、風呂の湯、清左衛門の湯）に象徴されるように、昔から泉源の豊富な温泉地として知られてきた。眼前に海を見したし、背後に緑濃い坂の町が広がる風情から、東洋のリビエラ(地中海)とも言われる。 尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の舞台になった熱海温泉は、日本でも指折りの大温泉地。 熱海 名高い温泉(3) 草津温泉：昔から湯治場として知られる。名前の由来は、硫黄成分の強い臭いが「臭い水」の意味「くさうず」が変化し、「草津」となった説がある。水の強い酸性の殺菌力が、草津温泉の魅力である。 草津温泉の源泉数は、湧出量の多い6つの源泉 （万代鉱?湯畑?白旗?西の河原?煮川?地蔵源泉） が主力となっている。 草津温泉 名高い温泉(4) 有馬温泉：日本の最古泉と言われ、赤銅色の真っ赤な温泉が有名だ。豊臣秀吉は有馬の湯をこよなく愛して再三訪れた。 お湯で最も特徴的なのは茶褐色の金泉。湧き出る瞬間は透明らしいのだが、湯に含まれる鉄分が空気と触れて酸化することにより、茶褐色のお湯になる。 清少納言の『枕草子』にも、「湯はななくりのゆ、有馬のゆ、玉造のゆ」と、その名湯を歌われている。