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X Window System UNIXで標準的に使われるウィンドウシステム 省略して「X」と呼ばれることも多い MITで開発された 現在は X.org Foundation グラフィカルユーザインタフェース(GUI) ネットワークを介して他のUNIXサーバの画面を見ることができる X Window Systemは表示だけを提供するので、ウィンドウ管理 のためのソフトウェア（ウィンドウマネージャ）を併用する (例) KDE, GNOME, twm, fvwm, WindowMaker, ??? Xのみ KDE * WindowsからXを利用 端末側に「Xサーバ」と呼ばれるソフトウェアが必要 Exceed, ASTEC-X, Xwin32, Cygwin/XFree86?? 自分のPCでXを使いたい人はここ↓を参考にして設定ください WindowsからのXアプリケーションの利用 http://www.ss.isc.tohoku.ac.jp/service/USE/X-Win/ * Xクライアント Xの描画機能を利用して動作するソフトウェア xterm 端末エミュレータ kterm 日本語表示可能な端末エミュレータ gedit テキストエディタ xcalc 電卓 xmag 画面の一部を拡大表示 xload コンピュータの負荷状態を表示 * X Window Systemを使ってみましょう ジョブ制御 フォアグラウンドとバックグラウンド フォアグランド UNIXでは通常、１つのコマンドを実行するとそのコマンドが終了するまでプロンプトが返ってこない バックグラウンド コマンド行の最後に「＆」をつけて実行するとプロンプトがすぐに返ってくる 「＆」をつけたコマンドがバックグラウンドで実行されている すぐに他のコマンドを実行できる (例) % xclock –update 1 * ジョブの管理 [Ctrl] + z 動作中のコマンドを一時停止（サスペンド） プロンプトが返ってくる jobs コマンド ジョブの一覧表示 fg コマンド ジョブをフォアグラウンドで実行再開 % fg [ジョブ番号] bg コマンド ジョブをバックグラウンドで実行再開 % bg [ジョブ番号] * プロセスの強制終了 [Ctrl] + c フォアグラウンド実行中のプロセスを強制終了 ps コマンドと kill コマンド 強制終了したいプロセスのプロセスIDを調べる ps –f または ps –fu 「ユーザ名」 プロセスIDを指定して強制終了 普通のプロセス kill 「プロセスID」 普通では終了できないプログラム kill –KILL 「プロセスID」 　 自分で実行したプロセスのみ強制終了できる * ジョブ制御の例 % xclock –update 1 [1]+ Stopped xclock –update 1 % jobs [1]+ Stopped xclock –update 1 % fg xclock –update 1 [1]+ Stopped xclock –update 1 % bg [1]+ xclock –update 1 % [1]+ Done xclock –update 1 ←　時計(xclock)をフォアグラウンドで実行 ←　一時停止　[Ctrl]を押しながらzを押す ←　動作中のジョブの確認 ←　フォアグラウンドで再開 ← 一時停止　[Ctrl]を押しながらzを押す ←　バックグラウンドで再開 ←　時計を「×」ボタンで閉じる（終了する） もう一度実行して、今度はpsとkillで強制終了させてみよう！ * ジョブを制御してみましょう エディタ(emacs)の簡単な使い方 エディタ テキストファイルを編集するためのソフトウェア 代表的なエディタ vi どんなUNIXにも標準でインストールされている 特にUNIXサーバ管理者には必須のエディタ Emacs 超高機能なテキストエディタ 「Emacsはテキストエディタだ」というと、愛好者から怒られることも??? テキストファイルの編集以外にも多種多様な機能がある ファイル操作、メールの読み書き、Webブラウズなど ? 今日はEmacsでテキストファイルを編集する方法を説明 * Emacsの起動 起動 % emacs ファイル名を指定して起動 メジャーモード 各種ファイルに合わせて編集モードが用意されている 各メジャーモードで動作が多少異なる ファイル名のサフィックス（拡張子）で自動判別 % emacs sample.c C言語のソースコードを編集するモードで開く %