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Office Open XML 形式 2007 Microsoft Office systemの新しいファイル形式 初版 : 2005 年 6 月 更新 : 2007 年1 月 最新の情報については、以下のサイトを参照してください。 / 目次 Office Open XML 形式について 3 ファイル構造 5 ZIP パッケージ 5 パーツ 7 リレーションシップ 8 マクロ有効ファイルとマクロなしファイル 10 ファイル拡張子 11 ソリューションの開発 13 データの相互運用性 14 コンテンツの操作 14 Word コンテンツの操作 15 Excel コンテンツの操作 16 PowerPoint コンテンツの操作 17 コンテンツの共有と再利用 17 ドキュメントのアセンブル 18 ドキュメントのセキュリティ 19 機密情報の管理 20 ドキュメントのスタイル 21 ドキュメントのプロファイル 21 まとめ 23 参照情報 23 Office Open XML 形式について 既定では、Microsoft Office 2007 で作成されるドキュメントは XML ファイル形式ベースになります。この新しい形式は、以前のバージョンの Office で主に使用されていたバイナリ ベースのファイル形式とはまったく異なる形式になっています。新しい Ecma Office Open XML 形式（以下、Office Open XML 形式）が導入されたことによって、開発者および開発者が作成するソリューションはもちろん、個人ユーザーやあらゆる規模の組織にさまざまな利点が生まれます。Office Open XML 形式の利点について、その概要をいくつか紹介します。 オープンかつ無償 – Office Open XML 形式は、XML および ZIP テクノロジに基づいて設計されているので、さまざまな環境で利用することができます。ファイル形式およびスキーマの仕様は、Covenant Not to Sue (訴訟を提起しない約束) 条件を伴うオープン ライセンス条項に基づいて公開され無償で入手することができ、すべての開発者は選択したライセンスに基づいてこのファイル形式を利用することが可能です。 相互運用可能な標準規格 – Office Open XML 形式の中核には業界標準の XML が採用されているため、Microsoft Office アプリケーションとエンタープライズ ビジネス システムの間のデータ交換が大幅に簡素化されます。Office アプリケーションにアクセスしなくても、XML を操作できる標準的なツールおよびテクノロジを使って、Office ドキュメント内部の情報を変更したり、新規のドキュメントを作成するソリューションを開発したりできます。Office Open XML の顧客は、既存のスキーマの XML 情報を Office Open XML ドキュメントに統合することができます。 Ecma International にOffice Open XML 形式の標準仕様の策定と管理を依頼し、2006年12月にEcma標準として承認されました。さらに、現在 ISO 認証を取得することを目指しています。 互換性と安定性 – 新しい形式が最終的に目指していることは、以前の Office ファイル形式で現在保管されている大量のドキュメントに対して、高いレベルの互換性および信頼性を保証することです。つまり、顧客が既存のドキュメントに投入してきた膨大な投資を保護することです。Office 2000 以降のバージョンの製品に対しては、新しいファイル形式を使用できるようにアドオンまたはツールを無償で提供する予定です。これは、新しい形式への移行を促進することを目的としていますが、同時に特にアップグレードしなくても新しい形式を利用できるようにすることも目指しています。さらに、Office Open XML 形式は、バイナリ形式よりも安定性が向上するように設計されており、ファイルの破壊または破損によって情報が失われるリスクが少なくなっています。Office 以外の製品でも作成または変更したドキュメントが破損しにくいように設計されてはいますが、Office プログラムは新しい形式を使用することでドキュメントを回復するときの信頼性が高くなるように設計されています。 効率性 – Office Open XML 形式では、ドキュメントを保存するときに ZIP 圧縮テクノロジが使用されます。このファイル圧縮を採用することにより、ファイルを保管するために必要なディスク領域が減り、またファイルをメール、ネットワーク、および Web 経由で転送するときに必要