排水管理-冈山大学.PDF

排水管理排水管理 排水管理の必要性 　岡山大学の津島、鹿田、倉敷、三朝などの主な地区の排水はいずれも公共下水道に、また一部の地区は公共用水域 に接続されています。岡山大学からの排水は下水道法、水質汚濁防止法、岡山市下水道条例等の適用を受けます。 　法令の遵守は最低限の義務であり、水環境の悪化を防ぎ、環境負荷をできるだけ低く抑えるという意識をもって、 有害物質等を含んだ排水を流さないように、常に留意 しなければなりません。また、下水処理場で処理困難な物質を 流してはいけません。岡山大学では、排水に有害物質が検出されることがないように学内規定（水質管理規程等）に 基づく管理が行われています。 　排水を排出する者は、法令等で定められた基準に適合しない排水を排出してはいけません。もし、法令等で定めら れている排水の基準値を超えた場合に限らず、水質検査で有害物質が検出された場合、行政の改善命令による排水停 止処分が行われます。 　法令違反の場合は行政措置及び罰則を受けることになります。また、行政の指導（有害物質が検出されないこと） が守られなかった場合、改善されるまで「岡山大学から排水を流せない」 = 「水が使えない」　という事態も起こりえ ます。最悪の場合、学内外における環境汚染の対策が必要となり、マスコミ等による報道で社会的信用が失墜する可 能性もありますので十分注意してください。 排水における法令違反、実はこんなに恐ろしい （軽い）行政指導・・・注意書、警告書 法令違反 { （重い）行政処分・・・改善命令、一時停止命令 最悪の場合 一定期間、大学全体で排水停止処分 教育・研究活動停止 マスコミ等による報道 社会的信用の失墜 本学では建物からの配管は、地下にあるために漏 洩等の点検は非常に困難です。 地下水汚染及び土壌汚染防止等の観点、また法令 遵守のために有害物質等を含んだ排水を絶対に流 さないでください。 流しからの配管 廃液の適正管理 流し等からの漏洩防止 床面 が必要 の対策、点検が必要 排水管 地下配管～公共下水道 有害物質が検出 されないこと 建物からの排水は､ 地下配管、排水 管等を介して公共下水道に流れます。 17 岡山大学における水質管理規程（管理要領）の概要 　本学の排水系統は、基本的に実験洗浄系と生活系の2系統に分けられています。 　いずれの流しにも、有害物質及びpH異常水（pHが５未満の酸性溶液または９を超えるアルカリ性溶液） を絶対に流してはいけません。それぞれの流しに流してもよい排水が以下のように定め