中国五代十国时期墓志综合目订稿.PDF

中國五代十國時期墓誌綜合目?(?訂稿) 著者 高橋 繼男, 竹内 洋介 雑誌名 アジア文化研究所研究年報 巻 52 ページ 24(343)-69(298) 発行年 2017 URL http://id.nii.ac.jp/1060 Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 中國五代十國時期墓誌綜合目錄（增訂稿） 高 橋 繼 男 竹 内 洋 介 の「凡例」を參照されたい。 　なお，前稿の發表後，當該期の墓誌に關する 　筆者（高橋）は₁₇年前，本誌に「中國五代十 目錄・資料集として，次の二つの書籍が刊行さ 國時期墓誌・墓碑綜合目錄稿」（『（東洋大學） れているので紹介しておこう。 アジア・アフリカ文化研究所　研究年報』（₁₉₉₉ （₁） 譚凱編集『唐末至宋初墓誌目錄』（上海， 年）第₃₄號，₂₀₀₀年 ₃ 月）（以下，「前稿」と略 （₂） 私家版，₂₀₀₅年 ₈ 月） 記）を發表した。これは時代を五代十國時期（₉₀₇ （₂） 周阿根著『五代墓誌彙考』（黄山書社， 年 ₄ 月～₉₇₉年 ₅ 月）にかぎり，死者の埋葬時 ₂₀₁₂年 ₄ 月） につくられた墓誌・墓碑の類を各種の文獻から 　（₁）は採錄する時閒の範囲を，唐の大中 ₄ 年 收集し，得られたデータをそれぞれ一覽表にし （₈₅₀年）から北宋の咸平 ₂ 年（₉₉₉年）に設定し， たものであって，墓誌の項には₂₄₃點，墓碑の かつ墓誌を省ごとに區分して記載しているの 項には₈₃點，総計₃₂₆點の墓誌・墓碑の類を收 で，本稿で設定する五代十國時期としては，ど 錄し記載した。 れくらいの墓誌を採錄しているのか，その點數 　前稿を發表した當時，この時期を對象とした を確定することは困難である。しかし，主要な 類似する綜合的な目錄は存在しなかったので， 民國以前の金石書や民國以後₂₀₀₄年までに刊行 斯學の分野で一定の役割を果たしたのではない された新たな石刻資料集を參照するなど，採錄 かと考えるが，その後も現在にいたるまで，時 基礎文獻の廣さは大いに參考となる。また（₂） に新出土の墓誌などが考古學關係の雜誌に報告 は，五代（₉₀₇年～₉₆₀年）の墓誌₂₄₂點を收錄し， されたり，また新發見の墓誌などを收めた石刻 ₁ 點ごとに釋文（錄文）をかかげ，それに著錄・ 資料集や研究書が次々と出版され續けてい 研究文獻などを記した簡跋や，文字の異同を指 （₁） る 。このような状況をふまえて，近年唐～宋 摘した簡注を附しており，今回の補訂作業にあ の墓誌の整理に強い關心をもつ竹内洋介氏によ たっても非常に有用である。 る，前稿を增補してはいかがかとの提案を受け