水素化リチウム测定分析手法検讨结果-厚生労働.PDF

資料1－5 水素化リチウム測定分析手法検討結果 1 1．目的 水素化リチウム （LiH CAS番号7580-67-8）のばく露防止及び保護措置における管理濃度 は現在未設定である。許容濃度は、日本産衛学会は未設定であるが、ACGIHはTLV-TWAが 3 １） 3 0.025mg/mに設定されている 。本検討では、ACGIHで示された許容濃度0.025mg/m（asLi 0.022mg/m）の1/1000相当の濃度を検出可能な分析方法について確立することを目的とす3 る。 2．水素化リチウムの物性などについて 表１　物性および許容濃度 物質名 水素化リチウム 水素化リチウムの物性および許容濃度を表1に 別名 リチウムハイドリド １） 示す 。 化学式 LiH 水と反応して水酸化リチウムを生成し、水中では 分子量 7.95 Li→6.94 Ｌｉイオンとして存在する。 CAS番号 7580-67-8 外観 白色-灰色　 密度 3 0.82g/cmM erch 3．分析方法に関する文献調査および予備検討 沸点 850℃　分解 リチウム （Li）の分析方法は、OSHAID-121に示 融点 680℃　 ２） されている 。これによれば、孔径0.8μmの混合 蒸気圧 ﾃﾞｰﾀなし セルロースエステル （Mixedcelluloseester、MCE) 水と反応 溶解性 LiH +H2O → LiOH +H2 フィルターを用いて水素化リチウムを捕集し、脱イ 日本産衛学会　未設定 オン水にて溶出、これをフレーム原子吸光光度計あ 許容濃度 ACGIH　TLV-TWA0.025mg/m3 るいはICP-OESを用いＬｉとして測定を行う。 ３) ここでは、ICP-OESに比べて定量下限値が優れており 、操作が単純であること、ランニ ングコストが安価であることなどから、グラファイト炉原子吸光法にて検討を行った。LiH への濃度換算は、グラファイト炉原子吸光光度法によるLiの分析結果を1.136倍して求め る。 3-1．バックグラウンド補正 原子吸光法におけるLiの分析線は波長670.8nmであり、長波長側であることから通常 バックグラウンド吸収はほとんど無いとされている。しかし、試料のマトリクスによって