公民的分野研究纪要.doc

　公民的分野　実践事例２ １　単元名　　「住民の手でおこなう地方自治」（６時間） ２　目　標 　(1) 地域社会の問題に関心をもち，積極的に地方の政治に参加しようとする主権者意識の基礎を養う。 　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【関心?意欲?態度】 　(2) 地方自治体に必要な政策の追究を通して、課題設定の視点や吟味の方法を考えることができる。 　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【思考?判断】 　(3) アンケート分析などの追究活動を通して，課題設定に必要な情報を入手し、効果的に活用することがで　　　　きる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【資料活用の技能?表現】 　(4) 地方自治のしくみ?仕事や，地方自治の基本的な考え方を理解することができる。【知識?理解】 ３　小単元観 　(1) 本単元の中心概念 　　 生徒にとって身近な地方自治の学習を通して，政治に対する見方?考え方の基礎を養うとともに，主権　 者として政治に参加する意義を自覚させる。 　 　(2) 主題との関わり（本単元における主題の解釈） 　　 公約案作りを通して，課題設定に必要な視点を理解させる。また，ゲストティーチャーや教師の助言を参考に公約案を吟味する学習を通して，課題案を絞り込む視点，課題設定までの手順，学習の見通しを立てて自分の追究活動に修正?改善を加える方法を身につけさせる。このような学習を通して「課題を選択?設定する力」と「追究計画を立案する力」（習熟レベル）の育成を目指す。　 　(3) 地域の特性と活用 　　 学区が市の中心部に位置することを生かして，アンケート調査を通して都市問題の実態を把握させ，地方自治体が直面する課題について考えさせる。また，行政機関などからゲストティーチャーを招き，具体的な事例を通して市政の実態や課題をさまざまな角度から追究させる。　 ４　生徒の実態 意欲的に学習に取り組む。しかし，学習状況調査では「自分の力で自分の課題を作る」，「課題にしたがって調べたりまとめたりするための計画を立てる」，「調べ始めた後，最初の計画をよりよいものに変える」の項目で苦手意識をもつ生徒が多い。 ５　指導?評価計画 　 学習計画?自己評価表を活用することを通して，１単位時間?小単元の学習を振り返る場を設け，生徒の「評価を行う力」の育成?向上を図る。またワークシート分析?活動観察などを通して，生徒が小単元の目標を達成できるように適宜指導?支援を行う。 　特に，公約案の絞り込みを行う第５時，公約案をまとめ追究の見通しをまとめる第６時の学習では，学習の ようすを班ごとに観察し、課題設定に向けて必要な指導や支援を行う。 時 　　主な学習活動と指導の手だて おおむね満足できる状況 　 十分満足できる状況 １ ①　アンケート調査の結果を分析し，地 域のかかえる問題点をつかむ。 （←　課題づくりに必要な情報を集める 　ため，アンケート?聞き取り調査の項 　目?対象を例示する。） ②　①の作業で知った問題点と自分の もつ願いから，地域の問題点を解消す る具体的な方策を考え，教師の例示を 参考にして分類する。 ①（関）（技） 地域の問題に関心をも 　ち，アンケート調査を実施 し分析を行っている。 （活動観察） ②（思） 発見した問題点への具 体策を論理的に考えてい る。（ワークシート分析） ①（関）（技） アンケートの実施?分析 が生徒の個性に応じて分 　担され，能率的に行われ 　ている。 ②（思） 発見した問題点を根拠 に基づいて分類し，効果的 な方策を具体的に考えてい る。 ２ ～ ４ ①　具体的な事例を通して，課題追究 　の方法をつかむ。 （←　具体的な事例を用いて，教師が 課題追究の過程を例示し，その後の生 徒の追究活動のめあてとする。） ②　ワークシートを使って，共通課題を 　追究する。 （←　追究の過程がつかめるようなワー クシートの内容?構成を工夫する。） ①（知） 　 教師の例示を参考にして 課題追究の方法を理解して いる。（活動観察） ②（資） 教師の例示を参考にして 共通課題を追究している。 （ワークシート分析） ①（知） 教師の例示から，課題追 究の過程で特に課題設定 と追究計画立案に重点を 置くことを理解している。 ②（資） 住民の立場から，地方行 政の現状を踏まえて課題を 追究し方策をまとめている。 ５ ①　問題点を解消する方策を屋台村 　形式で発表し，ゲストティーチャーか 　ら方策を改善する助言を受ける。 （←　事前にゲストティーチ