付完成图作成要领-松山.pdf

付６．完成図作成要領 本要領は、本仕様書が適用される工事の内、配管及び付属構造物（仕切弁、空気弁及び排水設備等） の工事に係る完成図の作成基準を定めるものである。但し、配管及び付属構造物の含まれない工事つ いても準用のうえ、当該工事の設計図面等に倣って作成する。また、受発注者間での見解の相違は、 発注者の解釈に従うものとする。 １ 内容 （１）共通事項 作成する図面に使用する記号は資料1 を基本とし、地形を含む場合は方位を記載する。 （２）完成図 詳細について、ア～キは資料2～7、クは資料8 ・9 に倣う。 ア 目次図（資料2 参照） 電子ファイルに登録された完成図を容易に検索できるよう、図面枚数が 10 枚以上の工事に 関しては、目次図を作成する。但し、給水管路図は対象外とする。また、作成内容は、図面番 号、図面名称及び縮尺とする。 イ 工事概要（資料2 参照） 受注者、着手･完成年月日、工事監督者、材料メーカー名（管）、道路占用許可番号（国道、 県道、市道他）、河川占用許可番号（国、県、市他）、管種･口径･継手別布設（替）延長、制水 弁設置箇所（口径･設置及び取替数等）、消火栓設置箇所（口径･設置及び取替数･形式等）、空 気弁設置箇所（口径･設置及び取替数･形式等）、排水設備設置箇所（口径･設置及び取替数･形 式等）、給水管取替箇所（口径･取替数）、既設管撤去工延長（管種･口径別）、セメントミルク 注入工延長（管種･口径別）、備考を記載する。なお、備考欄には、材料メーカー名（弁）、各 種規格、撤去弁栓番号、補足事項及びその他事項を記載する。 ウ 位置図（縮尺：1/2,500）（資料2 参照） （ア）地形 都市情報システムから出力した地形図（縮尺：1/2,500）を基図とする。この際、施工範 囲及び周辺の目標物が納まるよう出力範囲を設定し、上水道管理図番号を枠外に記載する。 （イ）管路及び弁栓類 資料1 の表示記号（位置図・平面図用）を用いて作図する。この際、布設（替）路線は既 設路線よりも太い線で作図し、判別可能とすること。 （ウ）旗揚げ 口径・管種・継手・塗装・工種ごとに布設（替）延長を旗揚げする。また、詳細図を作成 している箇所は、円等でその範囲を示し、詳細図番号を旗揚げする。 エ 平面図（縮尺：1/500）（資料3 参照） （ア）地形 都市情報システムから出力した地形図（縮尺：1/500）を基図とする。補正が必要な場合 は、「国土交通省公共測量作業規程」に基づき、縮尺 1/500 で平板測量を行い作図する。こ の際、施工範囲及び周辺の家屋が納まるよう出力範囲を設定し、四方に座標値を記載する。 （イ）管路及び弁栓類 資料1 の表示記号（位置図・平面図用）を用いて作図する。この際、布設（替）路線は既 設路線よりも太い線で作図し、判別可能とすること。また、撤去路線及びセメントミルク注 入路線も既設管と同様に作図する。 （ウ）測点 原則として路面延長20m～40m 間隔で記載する。 （エ）旗揚げ 口径・管種・継手・塗装・工種・道路管理者・舗装種別・既設管連絡箇所・代表土被りご とに布設（替）延長を旗揚げする。既設管撤去工及びセメントミルク注入工延長も同様とす る。また、詳細図を作成している箇所は、円等でその範囲を示し、詳細図番号及び図面参照 番号（例：図番 8/10 参照）を旗揚げする。その他、既設管撤去工及びセメントミルク注入 工等で管末処理を行った箇所についても、工種が分かるように旗揚げすること。 オ 縦断面図（縮尺：縦1/100、横1/500）（資料4 参照） 縦断面図は、布設（替）路線が基幹管路（導水管、送水管及び配水本管（φ300mm 以上）） の場合のみ作成する。 地形の縦断面図に、管及び構造物等の縦断状態、その他埋設物の状態及び基準面の高さ （KBM）を作図する。また、管径・管種、土被り、管天高、地盤高、追加距離及び単距離等 を、測点及びオフセット点ごとに記載すること。 2 カ 横断